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on_lrsd

on_lrsdのレビュー・評価・感想 (2/2)

.hack//G.U.
8

夢中になりました!

このゲームは2017年の日本を舞台にしており、物語の舞台はThe Worldという架空のオンラインゲームです。
主人公のハセヲはThe Worldで知り合った女性志乃に好意を抱きますが、彼女はゲームをしている最中にトライエッジというキャラクターに攻撃され未帰還者(ゲーム用語で現実世界で意識不明になること)になります。
彼女を失い絶望したハセヲは彼女を救うため復讐の鬼と化します。
初めのうちは彼に寄って来る人間達を利用しようとたくらみますが彼のためを思ってサポートしてくれる多くの仲間たちと出会うことによって、仲間の大切さを理解し自分のためだけでなく他人のために尽くそうと意識が変化していきます。
はじめはとがっておりひねくれていたハセヲがゲームの後半に進むにつれだんだんと丸くなり、少しずつですが成長していく姿に感動を覚えました。
登場人物は癖が強いキャラが多く賛否両論分かれるかと思います。ツンデレやヤンデレ、ショタなどあらゆる要素が詰まっています。
戦闘は単調で一つのボタンを押してごり押しするだけで勝ててしまい、その点はマイナスだと思います。
また、オンラインゲームを舞台にした作品なので人を選ぶと思います。私は近未来的な雰囲気が元々好きだったので夢中になれました。仲間とメールをして好感度を上げられそれにより仲間のセリフも変化します。好きなキャラとどんどん仲良くなれるのがとても嬉しかったです。
BBSや掲示板もあり多くの情報が詰まっており読むだけで楽しかったです。
疑似オンラインゲームという設定のゲームはなかなかないのでそのようなジャンルが好きな人にはおすすめの作品です。

りゅうおうのおしごと! / The Ryuo's Work is Never Done!
9

ロリコンものと思ったら熱い展開だった

この冬からアニメ化されたライトノベル。「16歳にして将棋界の最強タイトル保持者『竜王』となった九頭竜八一の自宅に押しかけてきたのは、小学三年生の雛鶴あい。きゅうさい。」という、ロリコンホイホイ的な入り口に敬遠していたのだが、『このライトノベルがすごい!』で2年連続受賞となったのを機に手に取った。
これが、早く読まなかったことを後悔するレベルの面白さ。笑えて、泣けて、アツくなるガチ展開の将棋バトルだった。やはり『のうりん』の白鳥士郎最新作で、監修に関西若手棋士ユニット『西遊棋』が付いており、中身がちゃんとしている(ちゃんと棋譜も出てくる)のは大きい。
登場人物の名前が難読ばかりなのはちょっと苦笑してしまうが、キャラクターは立っていて面白い。特に、原作1巻から原作5巻までずっと伏線を張っていたある人物のネタばらしには驚かされた。
アニメの方は原作をとにかく早く消化しようとしているのか駆け足気味の展開なので、原作を読んでいないと分からない演出が多いのが残念。逆に言うと原作を読んでいればかなり面白いので、原作を読んでからの視聴がオススメ。
なお、正ヒロインは“浪速の白雪姫”こと空銀子。これは譲れない。