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naoki0910l6のレビュー・評価・感想

無職転生 〜異世界行ったら本気だす〜 / Mushoku Tensei
7

作画がとてもよい

タイトルを見たときは、無職だった主人公が転生後も、うだうだと本気出さないままに生活するのかと思った。
しかし予想に反して、主人公は転生後の世界でたゆまぬ努力を重ね、驚くべきスピードで成長していく物語であった。
転生前の主人公が語りなのでおじさんという設定だが、転生後の姿でのセリフと区別がつきやすく、話の流れもよりつかみやすくなっている。
少々下ネタが多いのが玉に瑕だが、下ネタや前世での体験・後悔を子どもの声で言われるよりはリアリティがあり、それが面白さの要因の一つとなっているのではないだろうか。
転生前の声優が杉田智和とピッタリである。
作画もよく、奥行きのある景色の描かれ方をしている。特に水の表現がきれいだと思った。
戦闘シーンは迫力があり、かっこよく描かれている。
登場人物もそれぞれがしっかりと書き込まれ、ぞんざいな印象を受けるものがなく、異世界を存分に楽しめる。
しかし内容が起承転結で言えば「承」、これから壮大な冒険が始まるというところまでしか描かれていない。
話の続きがあまりにも気になるところで終わっているため、原作の小説版を読んで続きを知りたいと思えるほどに、アニメは不完全燃焼という印象だ。
しかし、2期の放送も楽しみである。

刀剣乱舞 / Touken Ranbu / とうらぶ
10

貴方だけの本丸を

PCゲームとして2015年にリリースされた『刀剣乱舞』は、アニメや舞台、映画と幅広いコンテンツで楽しめるようになっています。自身が審神者となり、刀剣男士と呼ばれる付喪神を顕現させることで、歴史を改変しようとする時間遡行軍を食い止める、といった概要です。
何より『刀剣乱舞』の良いところは、どのコンテンツから入ったとしても解釈違いが少ないというところ。
様々なコンテンツから広まっている『刀剣乱舞』ですが、自分のキャラに対する解釈や考えと違ったとしても、それらを「自身の本丸とは別のものだから」で済ませることができることが強いと思います。
自身の本丸ではこのキャラはこういう性格だ、こういう設定がある、などと考え、発信したとしても、それはその人ならではの本丸だからこそ起こるものであり、他からは干渉されることのない世界です。批判などを受け流しやすい、とも言えるでしょう。
また、元の部分であるゲームをやっていなかったとしても比較的すんなりと入りやすいのも特徴です。アニメのみを視聴していたり、映画を軽く見ただけでも十分に楽しめるのが『刀剣乱舞』。だからこそ他の人達にもオススメしやすいのです。
個性豊かなキャラも多く、それらがしっかりと史実に基づいた出で立ち、ストーリーを持っている。さらに現実の美術館などとも頻繁にコラボをしたりなど、実際の刀を楽しむ機会も多く、新たな趣味も増えることでしょう。
自身に馴染みのあるコンテンツから、ぜひ『刀剣乱舞』を知っていただけたらと思います。