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namimi1のレビュー・評価・感想

L♡DK ひとつ屋根の下、「スキ」がふたつ。
7

20代、30代女子も楽しめる!あの人気の少女漫画の実写映画化作品

原作は『別冊フレンド』にて連載されていた少女漫画である。
ひょんな事からひとつ屋根の下で同居する事になった高校生が両思いになり、順風満帆に生活を送っている。そこへ杉野遥亮演じる「久我山柊聖」の従兄弟である、横浜流星演じる「久我山玲苑」が現れ、三角関係が勃発するという人気定番のストーリー。

人気の俳優さんに挟まれたヒロイン役の上白石萌音の演技は素晴らしく、普段舞台での仕事が多い彼女の迫真の演技は、この作品に必要不可欠だ。

こうした原作が人気少女漫画の胸キュンラブストーリーは、ティーンだけが観て面白いと思われがちだが、大人になってから観てもしっかり”胸きゅん”するものである。
そしていつしか忘れてしまった気持ちを思い出させてくれる、そんな作品だ。

そして2014年には漫画が完結していないが、ヒロインの「西森葵」役に剛力彩芽、相手役となる「久我山柊聖」役に山崎賢人の配役で実写映画化した。
その後2017年に原作は完結し、続編を期待する声もあったがそれから続編が出る情報はなかった。そんな中での、『L♡DK ひとつ屋根の下、「スキ」がふたつ。』の公開である。

原作ファンも映画ファンも待望のこの作品。ティーンはもちろん大人も、原作を読んでいない方でも、前作を観ていない方でも楽しめる作品になっている。どこか懐かしく、忘れかけた気持ちをどことなく思い起こさせるオススメ作品。

死役所
9

人間(死んでる?)模様がすごい!!

私は、小さい頃「人間が死ねば天国か地獄に行くことになる」と祖母に聞かされて育ちました。良いことを行った人間は、天国に行って素晴らしい場所に導かれる。はたまた悪いことや嘘をつくと天国に落ちて永遠にひどい目にあう。天国か地獄どちらに行くかは閻魔大王が決める。自分が死んだらどちらへ行くのか閻魔大王の判決を怖がっていました。このマンガには、閻魔大王は出てきませんが、天国(成仏)地獄(?)に向かう方の手続きをしている死役所が舞台になっています。しかも死役所の職員は全員死刑囚ですべて名前にシ(死)がついています。その死役所に毎回訪れるゲストの生前の生きざまや思い。又、死役所で働く職員の生前の過去など見どころは盛りだくさんです。主人公?シ村の過去も壮絶でしたし、決まりセリフである「お客様は仏様です。」も面白いです。(そのあたりは漫画を読んでご確認ください。)
主人公の最近ジャニーズのTOKIOの松岡さんが主演でテレビドラマをされていたのでご存じの方はいらっしゃるかとおもいますが、まだ見られていない方、このレビューを見て読んでみたくなられた方がいらっしゃれば幸いです。月刊コミックバンチ連載中の「死役所」ぜひご覧ください。

Grace VanderWaal / グレース・ヴァンダーウォール
9

16歳のシンガーソングライター

彼女はアメリカのニューヨーク出身で、2016年AGTの優勝者である。私が初めてYouTubeで彼女の曲『I don't know my name』を聴いたとき、はじめは「私は自分の名前がわからないってなんだ?一体どういうことだろう?」と不思議に思った。その曲では彼女が周りの家族や人々と触れ合う中で、自分とは何かを考えていくという1つの物語のような音楽であった。私は、普段感じたことや思ったことを自ら歌にのせてウクレレと共に音楽を奏でる彼女は、まるで詩人のようだなと感じた。他人と比べることを決してせず、自分自身の音楽の世界を確立しているようにも思う。わずか16歳の少女がここまで自分自身を忘れずに、透き通った心を音楽で表現できるというのも素晴らしいことだ。他にも、『Clay』という曲は他人とどう思われようが私には何の影響もないし傷つかないといった内容で、自分というものを強く持つ意思が感じられる。一般的な言い方でいうと「私はあなたの操り人形じゃない!」だとか、「私は言いなりになんてならない」などがあるが、彼女はこれを曲名にもあるように「私はClay(粘土)じゃない」と表現している。人の手が加わることによって形が様々に変わる粘土。でも私はあなたの手によって変わったりなんかしない。このような意味ではないだろうか。思わず「なるほど」と思ってしまう歌詞である。このように、彼女が生み出す詩や音楽にはたくさんの魅力があると思う。そしてまだ16歳。これから彼女が大人に向けて成長していく中で、彼女の中の音楽がどのように変化していくのかも楽しみである。