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nakagawa02106のレビュー・評価・感想

21ブリッジ
7

チャドウィック・ボーズマンの生前、最後にアメリカで公開されたサスペンスアクション

『チャドウィック・ボーズマン』といえば、『アベンジャーズ』などのマーベル・シネマティック・ユニバースの1本、『ブラック・パンサー』で主人公を演じて一躍世界的なスターになった俳優だ。
そんな順風満帆にも見えた彼も2020年8月、大腸がんにより43歳の若さでこの世を去った。
その彼が闘病中に出演したサスペンスアクションがこの『21ブリッジ』。
とある夜にコカインを盗み出そうとした2人組が、見回り中の警官を殺して逃走した。
この事件の捜査を任されたチャドウィック・ボーズマン演じる主人公の『アンドレ・デイビス』という刑事は、事件の起こったマンハッタン島を封鎖して、翌日の朝までに何とか事件解決に向けて奔走するという筋立てである。
マンハッタン島を舞台に、一晩の出来事を描く『21ブリッジ』。
マンハッタン島には17つの橋と4つのトンネルがあり、それを合計すると21になることから、この『21ブリッジ』というタイトルが付けられているようだ。
監督は本作が劇場用映画としてはデビュー作になる『ブライアン・カーク』。
プロデューサーは『アベンジャーズ』シリーズでも監督を務める『ルッソ兄弟』が務め、『シエナ・ミラー』、『テイラー・キッチュ』、『J・K・シモンズ』などが脇を固めた。
どこか影を落としながらも、正義の名のもとに行動するチャドウィック・ボーズマンの姿は、まさに彼の得意とするところである。
99分という短めの上映時間の中に、マンハッタン島という限定された空間でのアクション、2人組の犯人の背景、隠された陰謀などが盛り込まれた娯楽作となっている。
43歳という若さで亡くなったチャドウィック・ボーズマンの、活躍する姿をぜひ目に焼き付けよう。

終末のワルキューレ / Record of Ragnarok
10

物凄く熱い漫画です!

人類の存亡をかけて人類代表と神代表が1人ずつ戦っていく漫画なのですが、人類側にも神側にも知った名前が出てくるので非常に面白いです!特に人類側は歴史上に出てくる有名な侍や力士が出てくるので、もう物凄い興奮します!!
どの試合も面白いですが、個人的に最高なのは佐々木小次郎とポセイドンの戦いです。佐々木小次郎というと若くて美しい侍という印象ですが、この作品に出てくる小次郎はおじいちゃんです(回想で昔の若い頃は出てきますが、試合時はおじいちゃん)。
でもおじいちゃんでもすごく強いんですよね。そして最高に格好いい!試合が終わった後も、最新の単行本でまた出てくるので嬉しいです。
この漫画の面白いところは有名なキャラが出てくるところもそうですが、戦いが二転三転して、普通なら「これで勝てるだろ」というシーンでも相手がさらに奥の手を出してきて危なくなる…といった具合に、いつ人類が負けるのか分からないところがハラハラして面白いです。そのため、読んでいると次が気になり、ページをめくる手が止まらなくなります。
また原作者の別の作品に登場するキャラが出てきたりもするので(1人は人類側の代表選手に選ばれています)、ファンの方は読んでみる事をお勧めします。