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motio413のレビュー・評価・感想

九龍妖魔學園紀
10

匂い系ゲーム女子がお勧めする、やりこみ要素満載!!友情&ジュブナイルゲーム!

まず、『九龍妖魔学園紀』はリメイクでNintendoSwitchからも発売することをお知らせします。
それを踏まえて、ネタバレをなるべくせずにご紹介させていただきますが、ややネタバレはあるかもしれません。

本作『九龍妖魔学園紀』は、ジュブナイルの大作『東京魔人学園』を手掛けた今井秋芳監督の渾身の作品です。
主人公は今井監督お馴染みの「転校生」x「トレジャーハンター」!
周りを固めるのは、もともとは敵だった面々。
主人公と関わりあうようになり心が解きほぐされて…といったストーリーが展開していきます。
お勧めポイントは全部と言っても過言ではありませんが、3点挙げさせていただきます。

①【感情入力システム】による人間関係表
主人公を取り巻くように、室内にいる全員から色々な感情を向けられるのがよく分かります。
主人公には「守ってやる」と言っていた相手が、他の相手には「さっさと帰れ」のような対応をしていたり。
仲間たちはまざまざと主人公への思いを見せつけてきます。まるで学園のアイドルになったようです。

②アイテムは自分で作って、ダンジョン突破!【調合システム】
本作は基本的に1話完結になっておりますが、1話ごとにダンジョンがあります。
ダンジョン内ですることと言えば、レベルアップですよね。本作においてはレベルアップを忘れるくらい、様々な要素が満載です。
毎回クエストを受けていれば、レベルはすんなり上がります。
むしろ目的は連れまわす仲間の好感度上げだったり、何が作れるのか未知数の調合だったり。
ダンジョントラップを回避するためのアイテムを調合することは分かります。
ですが、仲間の好感度を上げられる好物を調合した日にはどうしようかと思いました。

③ミニゲームが本編の仕上がり!本編とリンクする【ロックフォードアドベンチャー】
開始から割とすぐにプレイができる「ロックフォードアドベンチャー」。
ミニゲーム扱いですが、これだけでアプリゲームとして世に出れるのではと思います。
これをクリアすることで、主人公の能力に影響が出るため、早い段階でのクリアを推奨します。
ただ、意外に夢中になってしまい本編が進まない罠に陥っていたのも思い出です。
このミニゲームは実は本編と絶妙に繋がっているので、そこらへんもお楽しみです!

以上、3点を挙げた後ですが、女子目線では「親友」皆守がお勧めです!
ヤンデレ、ツンデレ、デレデレを複雑に体現した男です。
発売当時はしばらく皆守に翻弄されました…。

最後に、『九龍妖魔学園紀』は本作はPS2でしかプレイできませんでした。
それがとうとう『九龍妖魔学園紀 ORIGIN OF ADVENTURE』としてリメイクでNintendoSwitchから発売します。
これからの方は新作の方が手に入りやすいかもしれません。
少しでも引っかかるものがありましたら、是非お勧めいたします。

ヨルシカ / Yorushika
8

すべてが作品

ボーカロイドプロデューサーとしても活動しているn-bunaが、suisと共に2017年に結成。n-bunaがボーカロイドとは違った人間的な表現を形にするためにできたグループ。n-buna自身は「ヨルシカはバンドとは正確には少しイメージが違う」としたうえで、ヨルシカ自体も作品であるとしている。なお、「先入観で音楽を聴いてほしくない」とのコンセプトから、2人の顔や詳細なプロフィールは公開されていない。
主にアルバム発売とユーチューブ上の動画で作品を発表している。ユーチューブ上ですべての音楽が聴けるわけではないが、かなり多くの作品を投稿しており、そのコンセプトワークのようなものが、ほかのミュージシャンとは大きく違うところであると思う。一つの作品に登場した背景が、別の作品で別の形で登場したり、一つの歌と別の歌につながりがあったり、歌詞の意味を考えると、別の歌とつながっていたりと、動画や歌の作品の意味や目的を考察することが面白みとなっており、ユーチューブのコメント上にも、多数の考察コメントが寄せられている。
それについて、ヨルシカの公式なコメントがなされているわけではないが、本人たちはさぞかしシメシメと思っているに違いない。考察があっているかどうかではなく、多くの人に見たり聴いたりしてもらえることが目的であろうから。曲調や歌詞は、どちらかといえば後ろ向きというか、悲観的なものが多い。パッと聞いて、「なんだ?」と思う例として、「だから僕は音楽をやめた」という曲がある。なんでだ?と思って聞いていると、だんだんと考えずにいられなくなり、ほかの曲を聴いてしまったら、この時点でもう後戻りはできなくなること請け合い。