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mojanajatamae7のレビュー・評価・感想

僕の心のヤバイやつ / The Dangers in My Heart / 僕ヤバ
10

学生時代の甘酸っぱい気持ちになります

この漫画は中学生の大人しい中二病をこじらせた「市川」が同じクラスのモデルをやっている美少女「山田」に恋をしたことを自覚することから始まります。市川は大人しいタイプで黙々と本を読んでいてあまり人と話さず一人で過ごすことが多いのですが、心の中ではとても喜怒哀楽が豊かです。山田が美少女なのに、どこか抜けていて学校にお菓子を持ってきて食べたり、作ったりする姿に冷静なツッコミを入れ、やばいやつだなと思いながらも目で追ってしまう。市川は山田の奇行に子供っぽさを感じていましたが、体育の授業で山田がケガをしてモデルの仕事を休まなくなってしまった時に泣きながら電話で親に謝っている姿を目の当たりにしました。(こっそりベットの下から)その時になぜか市川も一緒に泣いてしまい、市川自身もなんで僕まで泣いているんだと不思議に思います。山田がクラスの友達に泣きながら仕事に穴を空けたことをママとマネージャーから子供だから仕方がないと言われ「そう言われるのが一番くやしい」と話しているところを聞いて、市川は山田がクラスの誰よりも大人であることに気づきます。そんな山田の子供っぽさもありながら、大人っぽさにもひかれ市川は山田が好きであることを自覚します。市川は山田がまだ泣いているところを見て、いつも来る図書室に先回りをして涙を拭く用のティッシュを置いておきます。山田はそのティッシュを涙ではなく、お菓子で汚れた手を拭くのに使い市川に「ちーがーうーだろ~ちがうだろッッ」と陰から市川にツッコミを入れられます。山田はティッシュの裏に「ご自由にお使いください」というメッセージを見てにんまりとして、市川の優しい気遣いに嬉しく思い、市川により惹かれ始めます。

ザッとここまでが一巻の大まかな流れです。一巻では市川と山田がお互いに相手を意識し始め、好意を感じ始める過程が丁寧に描かれています。作者は一巻はエピローグだと話しており、2巻から相手を意識しながらほっこりニヤニヤするようなラブコメが始まります。
少しでも気になった方は「僕の心のヤバイやつ」を読んでみてはいかがでしょうか。優しい気持ちになりながらも、笑えるいいラブコメ作品です。

ぼくらの7日間戦争
4

大人と子ども

中学の頃小説で初めて小説で読んだのがこの「ぼくらの七日間戦争」。
タイトルからして面白そうだし、実際読むと読みやすく、内容もめちゃめちゃ面白くて、一気に見てしまったのを覚えている。
映画になったと聞き、見たくなって見てみたけど、現代版「ぼくらの7日間戦争」になってて、内容もかなり変わってて、俺の知ってる作品じゃなかった。
ただテーマは変わらず、「大人と子ども」。
大人になるってどういうことか。
それを主人公含む7人が石炭工場に引きこもり、大人を退治しつつも、知っていく。
内容は至ってシンプル。
だけど見ててこんなにワクワクしなかったかなって思った。
この作品の見どころは、侵入してくる大人たちをどう退治するかだ。
洋画で「ホーム・アローン」という作品があり、それも家に侵入する大人を退治する話だが、そっちの方がコメディ要素があり、かつユニークな退治の仕方で面白かった。
しかし、この作品は追い出し方がなんとも面白くない。
まず、廃工場なのに電気が通ってるというのは謎だし、豆鉄砲、砂掛け、トロッコ動かして退治等…もっとすげーと思わせる退治方法を見せて欲しかった。
そして現代版らしく、SNSでの誹謗中傷。
そこでみんなの知られたくなかった真実が暴かれてしまう。
その辺は今らしくて、いい改変かなって思った。
一旦は喧嘩になるが、主人公がみんなに「もっと自分らしく生きよう!」といい好きな人に告白する。そこは良かったがまさかの好きな女の子が同性愛者だったのは衝撃(笑)。
その設定は予想外過ぎて、変な声出てしまった。
ってことはこの2人結ばれないやん…。
ちょっと終わりが不完全燃焼だなって思った。
全体的にイマイチだったかな。