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mk_0019のレビュー・評価・感想

Snow Man / スノーマン
10

自分の魅せ方わかりすぎてる9人

2020年にデビューしたということは、今年で3年目。のはずなのだが、もうベテランのような貫禄がある。それもそのはず。18歳の大型センター・ラウールを除けば、全員が10年以上の下積みを経験している。
ジャニーズJr.時代の呼び名は「職人」。裏方も歌もダンスもアクロバットも新人教育に至るまで器用にこなしてきた苦労人たちだ。それでも弱音を吐かずに自分なりの芸を磨いてきた。それが数字になって現れている。シングルがデビュー作から三枚連続でミリオン達成。その中のGrandeurは2021年で唯一ミリオン達成したシングルだ。もちろん2021年上半期のオリコンランキング1位と2021年年間のオリコンランキング1位を獲得している。
なぜそんなに売れているのか。彼らの魅力は何といっても、バラバラなのに団結力があること。9人の特徴がバラバラなのは当然だから割愛するとして、全員が全員違った媒体で主役級の活躍するのがすごいのだ。例えば、渡辺翔太は美容雑誌。岩本照はトレーニング雑誌。阿部亮平はクイズ番組。目黒連は恋愛ドラマ。佐久間大介はアニメ特集番組。深澤辰哉はYoutubeのゲームに関するチャンネル。ラウールはブランドの広告塔。向井康二はトーク番組。宮館涼太は歌舞伎。とまあ、好きなあまり勢いで書いてしまったけれども、これだけ多岐にわたる。これを一つのグループがこなすなんて、だれが思うのだろう?
あまりにバラバラすぎて、ダンスもバラバラなんじゃないだろうかとみなが思いそうなものだが、侮るなかれ。ジャニーズ最高難易度のダンスを合わせすぎるあまり、ファンすらも「揃いすぎてCGみたい」と評するほどだ。また、岩本照と深澤辰哉(通称いわふか、または夫婦)が土台となって佐久間大介を天高く飛ばせる「大スワン」という技は圧巻だ。
長年下積みを共にした三人にしかできない大技である。ほかにも、雑誌の企画で仲良しのあまり特集されたり、コンビ名が世間でも浸透しつつある。各方面で高めた技術をSnow Manに集結させ、魅力を9倍に。そんなことを可能にした夢のようなグループなのである。

サマーウォーズ / Summer Wars
10

サマーウォーズのレビュー

舞台は長野。ネット上のOZというシステムが社会基盤になっている世界。主人公の健二は数学が得意なこと以外は特に何もない普通の高校生。彼は高校の先輩である夏希の彼氏役として陣内家を訪れる。そこで過ごしているときに親戚の侘助が作ったラブマシーンというAIがOZを攻撃し世界中で混乱を起こしてしまう。健二はそのAIの暴走を止めるため陣内家の人たちと協力していくという物語になっている。健二は家ではあまり両親と一緒にいることができなかったが、陣内家の大家族に出会うことで家族の温かさ、家族の大切さを知ることになる。見所の一つは個性豊かな陣内家の親戚である。登場してくる人数はかなり多いがそれぞれの個性がかなり強く見ていて楽しい。また、ラブマシーンの暴走を止める準備の場面ではそれぞれが機材を準備するのだが漁船や軍事機材などかなり大掛かりなものが集まる。もう一つの見所は陣内家の人間性で、陣内家はもともと武士の家だったのですがその考えがしっかり受け継がれている。そのせいか、どんなに不利な状況でも決してあきらめず戦い抜くような人たちです。ラブマシーンによって人工衛星が落ちてくる場面でも全員で戦う姿に心を打たれます。