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megasweets1のレビュー・評価・感想

ポルノグラフィティ / Porno Graffitti
10

ポルノグラフィティが愛される理由

ボーカル岡野昭仁、ギター新藤晴一による二人組のロックバンドです。何故二人組でロックバンドなのかというと、メジャーデビュー当時はベースのTamaが居ました。(メジャーデビュー以前は、ドラムも居ました)Tamaがいた頃は「かっこいい」「クール」な曲が多く、Tama脱退後は「あたたかく」「包み込んでくれる」「応援してくれる」ような曲が多いです。最近は「ポケットモンスター」「名探偵コナン」の映画主題歌にも選ばれ、幅広い世代に愛されています。ポルノグラフィティの魅力はライブです。彼らは広島県出身で広島弁でいつも話すのですが、MCもクスッと笑えてしまうくらいとても面白いです。彼らは去年20周年を迎えましたが、何故こんなにも長くファンから愛されているのかというと、彼らはファンをとても大切にしています。ライブのアンコール後、いつまでもファン一人一人に手を振り、最後に深くお辞儀した後に、マイクを通さず、大きな声でファンにいつもメッセージを言ってくれます。それから数年に一度、ファンクラブライブも行われるのですが、それはライブハウスで行われるので、驚くほど距離が近いです。二人の人柄もとてもあたたかく、雑誌のインタビューを読んだりラジオを聞いてほっこりする事も多いです。

モブ子の恋
10

ピュアすぎる2人の恋の行方に悶絶

この作品を一言で表すなら「ピュア」。これにつきます。
今までに恋愛経験がない二人が初めて恋に一生懸命になって自分を変えようと勇気を出す姿に、見てるこちらも勇気をもらえること間違いなしです。特に、信子がデートに向けておしゃれになろうとするシーンは女の子ならではのかわいらしさが前面に出てて、自分も頑張ろうという気持ちになりました。
また、活発ではなくコミュニケーション能力が高くない二人から紡がれる言葉がまっすぐで純粋で、応援したくなります。それでいて、決めるところは決めてしまうので、読んでいてニヤニヤがとまりません!
あまりないからこそ、貴重なイチャイチャシーンが来ると発狂してしまいます。こんなにも相手を大切に思える二人が素晴らしいなあ、羨ましいなあと、尊くてたまりません。すぐにイチャイチャする漫画ももちろんいいですが、なかなか積極的にならず、お互いを大事にしている二人の関係性も素敵だと思いました。
心を浄化されたい人にはお勧めです。
また、この作品では悪い人が出てこないのも魅力的です。通常の少女漫画で起こりがちな三角関係やすれ違いがほとんど全く起こらないため、読んでいてもやもや、イライラしないんです。ただただ二人や周囲のやり取りに幸せな気持ちになれる作品です。

ドリフターズ / Drifters
9

英雄たちの国盗り合戦

「ヘルシング」を描いた、平野耕太が作者の漫画作品です。
歴史に名を遺した偉人たちが、死後異世界に飛ばされ、そこで再び国盗りをするというストーリーです。
主人公は島津豊久で、織田信長、那須与一とともに行動します。世界に革命をもたらす主人公たちは「漂流者(ドリフターズ)」と呼ばれ、世界の破壊を目的とした人々は「廃棄物(エンズ)」と呼ばれます。エンズには土方歳三、ジャンヌ・ダルク、ラスプーチンなどがいます。歴史に詳しくなくても、聞いたことがある名前ではないでしょうか。
古今東西の偉人たちが力を合わせて国を救ったり、それぞれの文化や思想を異世界に持ち込む様子は読んでいて心が躍ります。教科書で習った程度の歴史上の出来事もコミカルにネタにされているので、思わず笑ってしまいます。九州男子で戦の申し子のような主人公豊久は、竹を割ったような性格の武士です。豊久が自分の信念に基づいて生きる様は、読んでいて気持ちが良いです。
通称平野節と呼ばれる仰々しいセリフ回しや、作者特有の陰影を強調した絵柄は迫力があり、勢いのあるストーリーを際立たせています。魅力的で癖のあるキャラクターがたくさん登場するので、お気に入りのキャラクターを見つけるとより面白いと思います。
歴史が好きな人はもちろん、詳しくない人も楽しめる内容だと思うので、ぜひおすすめしたい漫画です。

7月7日、晴れ
10

大スターの女性とサラリーマンの恋物語

この映画は、美月ありさが望月ひなたという大女優を演じ、荻原聖人が山部健太というサラリーマンを演じた、話題作です。あるひ健太はひなたという女性に出会います。ひなたは健太に対して「しらない?」と声をかけました。健太は「どこかで会いましたっけ?」と返します。ひなたは自分が大スターであることを知らない人に初めてあったのです。ひなたは、健太に東京でのデートに誘い、健太の手のひらに電話番号をかけます。キャンプ場からの帰り道、大きな看板にひなたの写真があり、彼女が大スターであることを知ります。試しに電話をかけてみると、彼女が本物のスターであったことがわかります。そして、貸切の映画館と貸切のレストランにて豪華なデートをします。そのデートの時に多少の口論はありますが、去ろうとするひなたに対して、健太は「今度は僕から誘うよ」と声をかけるのです。
次のデートは健太の提案により街中で行われるのですが、ひなたの姿を見つけたファンたちに追い回されることとなります。無事に逃げ切り、ひなたは一度も天の川を見たことがないと健太に話します。
3回目のデートは健太の友人を交えたキャンプなのですが、友人たちはフレンドリーにひなたを迎えてくれます。その夜に、友人たちの配慮で、健太とひなたが二人きりで天野花話を見れるようにしてくれます。天の川を見ながら、ひなたはキャンプの魅力がわかったことを伝えます。
健太は自動車メーカーに勤務していました。そして、宣伝部への移動通知を受け取るのです。それには訳があり、実は宣伝部の部長が健太とひなたが歩いているところを目撃し、ひなたを新開発した車のイメージガールにしようとしていたのです。新開発車の発表会のために忙しくなった健太とツアー活動で忙しいひなたは、毎日電話で連絡を取り合います。そんな時、新車の発表会の日取りが決まります。宣伝部長は健太に、ひなたを連れてきて欲しいと頼むのです。健太は悪い予感しかしませんでした。健太はひなたに対して、こない方が良いとアドバイスしますが、ひなたが健太の仕事が見たいので会場に行くと言い張るのです。
発表会当日、宣伝部長にはもくろみがありました。ひなたを強引にステージにあげようというのです。その作戦を知らないのは健太だけ。直前に、無線にてその作戦を知り止めようとしますが、間に合いませんでした。ひなたは、毅然とした態度でステージに上がりました。その様子は、翌日の新聞で大々的に取り上げられていました。会社には問い合わせの電話が殺到します。
そんな時、ひなたのマネージャーから健太に対して、日向と別れて欲しいと連絡があるのです。結果的に、会社のためにひなたを利用してしまったことを健太は苦しく感じていました。しかし、ひなたは「わかってる・健太はそんなことしないって」と言い、健太を信じているのです。
しかし、健太は彼女のために別れることを決意していて、ひなたのことを利用したと語ります。それを受けて、ひなたは、「私もただ、あなたのことをからかってみただけ」と言い離れ離れになってしまいます。その半年後、健太はひなたのことを忘れられずにいます。そして、彼女のファンになることを決意するのです。
そして、ひなたの誕生日である7月7日に、メディアにはあまり登場することのなかったひなたが、日本で最後となるラジオ番組に出演します。その時、健太は残業していましたが、行きつけのバーのマスターから、「ラジオを聞け」と伝えられます。ラジオ番組は、当初、台本を淡々と読むことで進んでいきましたが、ひなたは「ランドマークからの夜景は天の川や星よりも奇麗」というところで、台本を読むのをやめてしまいます。そして、「天の川はこんなものじゃない」と台本にないことを言い始めます。その後、発せられた言葉が、あの有名な「お願い、明かりを消して」です。彼女は、天の川を見るために全国の人たちにあかりを消すことを呼びかけるのです。すると、ラジオを聴いていた人たちがあかりを消し始めます。そして、ひなたはラジオを通じて健太に対して「会いたい、彼に会いたい」と訴えかけます。ラジオを聴いていた健太はランドマークタワーに走り出します。一方、ひなたもランドマークを出て走り出すのです。ひなたと健太は、美術館の前で再開します。そこで、抱きしめ合う二人の上には天の川が見えているのでした。