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matsurin8のレビュー・評価・感想

薬の魔物の解雇理由
10

歌乞いの少女と万象の魔物の切なく美しい異種婚姻譚

ネアは歌乞いだ。家族を亡くし屋敷で1人暮らしていた時、気がついたら異世界にいた。
まるでおとぎ話のような森の中、騎士たちに見つけられる。ヴェルクレア国のウィーム領主館まで連れて来られた彼女は、国の歌乞いになる契約を結ぶことになぅてしまった。
歌乞いは唱歌によって呼び寄せた魔物と契約を結び、叡智を得る代わりに魔物の願いを叶えていく。しかし、魔物の願いは歌乞いの寿命を削る。

ネアは国の歌乞いとして見つけられたはずなのに、歓迎されていない状態だった。歌乞いの契約は同意のない状態で結ばれていたし、不本意ながら領主である元第2王子と婚約を結ぶことに…。

全てが理不尽に決められた中、自分のパートナーになる魔物だけは自由に決めたい!そう決意したネアは夜中に領主館をこっそり抜け出して1人森の中で歌乞いの儀式を行う。そこに現れたのは万象の魔物であるディノだった。

「小説家になろう」で掲載されていた物語で、2021年8月に小説の第1巻がTOブックスより発売され、2023年3月1日にコミックが発売されている。
小説では繊細な美しい文章表現で、読んでいるだけで物語の中に引き込まれてしまう、そんな作品である。
コミックでもその文章が表現のイメージがそのままイラストに描かれているようで、美しく壮大な世界観が見事に表現されている。
ぜひ手に取って欲しい、自信を持ってオススメしたいマンガである。

WANDS / ワンズ
10

WANDSについて

1991年に結成し、その後1度は解体していた3人組ロックバンド。2019年に新しいボーカル上原大史を加え、オリジナルメンバーのギター柴崎浩、キーボード木村真也の3人で第5期として再結成された。

上原大史がWANDS入りした裏には、プロデューサーの長戸さんからの猛プッシュがあった。
上原さんは少し鼻にかかった声質でとても耳馴染みがよく心地よい。初期からのヒット曲「世界が終わるまでは」「世界中の誰よりきっと」「secret night」など、どれをきいても違和感はない。大きくアレンジするようなことはなく、初代ボーカルへの敬意を感じられる歌声である。
5期になってからの「真っ赤なRIP」や「YURAYURA」「raiseinsight」は、アニメ「名探偵コナン」にも使われている。
作詞は上原さん、作曲は柴崎さんが担当。WANDSらしさは残しつつ、新しい雰囲気を感じる楽曲になっていて上原さんの幅広い音域の声がとても活きている。

「アイリメンバーU」は作詞作曲とも上原さんが担当していてこちらも必聴!
2022年には初ツアーが行われ、その年の冬にはBREAKERZと対バンをし、またいつもとは違った一面を見せてくれた。特に最後にお互いの曲を1曲ずつやるところはお互いのファンが歓喜!何十回でも見たくなる仕上がりである。
オススメのバンドなのでぜひ曲を聞いてみてほしい。