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koekikua2のレビュー・評価・感想

天誅
10

リアルな忍者ゲーム

今まで忍者ゲームというのは横スクロールの敵をなぎ倒していくものが主流だった。
この天誅シリーズは忍者の視点で、なおかつ敵を幾体も倒すのが目的ではなく、
ミッション(任務)をクリアするためには極力敵に見つからず成し遂げることが重要だ。
文字通り「忍ぶ」ゲームなのだ
任務はその面の中ボスを倒す、目的地にたどり着け、など様々あるが、
任務をクリアする前に敵に近づきすぎたり見つかってしまうと戦闘モードになる。
そこで倒して進めていくのもいいが、見つかったことにより、近くにいる敵にも存在が発覚してしまい、援軍を呼ばれ形勢が不利になってしまう。
見つかること自体マイナスなのだ。
なので極力敵に見つからず城の内部に潜入し、任務を成し遂げるリアルな忍者ゲームなのである。
制限時間も原則ないので敵の動きをじっくり観察して歩を進めていくことができる。
格闘ゲームが大の苦手な筆者のような人間には大変ありがたい。
任務によっては中ボスとの戦いで格闘ゲームモードになることもあるが、そこは攻撃ボタン連打でごり押しが可能である。
筆者のような素早いコマンド入力などのスキルが必要な難しい格闘ゲーム、シューティングゲームが苦手な人は一度プレイしてみてはいかがだろうか。
主人公も男忍者、くノ一の二人から選べたりするので女性にもお勧めしたいゲームだ。

玉置浩二
9

日本を代表する歌手

玉置浩二さんは、元安全地帯のボーカリストで、長年第一線で活躍されている歌手です。
なんと言っても、魅力は圧倒的な歌唱力だと思います。歌の強弱、アレンジ、音圧、リズム感、どれをとっても日本最高峰だと思います。
歌詞もとってもよく、ラブバラードを書かせたら、超一流です。
名曲はたくさんあるのですが、私がお勧めの曲を挙げさせていただきます。
まずは、「メロディー」。この曲は、もっとも彼の歌唱力を引き出す曲です。 AメロBメロは、語りかけるようにそっと歌い、サビで一気に爆発的な声量で聴く人を魅了する、間違いなく彼の為の曲だと言えると思います。また、若い時のアレンジと今のアレンジが違っていて、年齢を重ねることで出た味わい深さのようなものを感じさせる一曲となっています。
もう一曲のお勧めは、「夏の終わりのハーモニー」。この曲は井上陽水さんとの共作で、とあるライブの終わりに披露された曲です。ラブバラードなのですが、どこか壮大な人生の曲のように感じさせてくれる歌詞とメロディーになっています。井上陽水さんとの声の相性もぴったりで、美しさと力強さの共存を感じます。不朽の名作とも言えるでしょう。
玉置浩二さんの魅力について、語らせていただきましたが、まだまだ沢山いい曲はあります。「田園」のようなアップテンポの曲も盛り上がります。是非一度聴いてみてください。

ジャージー・デビル・プロジェクト / The Last Broadcast
7

世界初の配信映画は恐怖のトラウマ映画

この世界には多くの映画があり、その中では「衝撃のオチ」というものを売りにしたものが多くありますが、本作はそういった映画の中でも極めて異質な作品になっております。
映画の内容はアメリカの田舎町であるパイン・バレンズで起きた超常現象追跡番組のスタッフが犠牲になった殺人事件の真偽を怪しんだドキュメンタリー映画監督デビットがその真相を追うドキュメンタリーとなっております。
しかし、普通の映画が月並みな超常現象オチで終わるのに対して本作は「現実と虚構とは何か」「人を殺すとはどういうことか」ということを淡々と描き、その恐怖の現象をうつすことに成功しております。
デビットはやがれ、本事件の容疑者であるジムという青年が本当の犯人ではないこと、犠牲者となった若者たちは謎の未確認生命体「ジャージーデビル」を追いかけていたこと、そしてそのアイデアを視聴者から出されたことをつきとめます。
やがて、そんな中事件を追いかけるデビットのもとにあるビデオテープがとどくことになりました。
これは犯人が送ってきたもので、ここに殺人事件の真相が描かれていると分かったデビットは修復作業を業者の女性に任せます。
しかし、その修復作業を行った女性は事件の衝撃的な事実を目の当たりにしてしまいます。
なんと、犯人はデビットだったのです。
ここでドキュメンタリーだった映画は一瞬で劇映画に変貌、凶悪な殺人鬼の本性をみせたデビットは一瞬で業者の女性を殺害してしまいました。
女性の死体をトランクにつめたデビットはパイン・バレンズの森の中へ消えていきます。
このあまりにも衝撃的なオチは公開当時、話題になりあの「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」とどちらが先に公開されたかについての裁判を起こすなど場外戦でも有名になりました。
さらに本作は世界初のインターネット配信作品となっており、制作された90年代末期特有のインターネットがまだ異形のものであったころの空気が垣間見れる作品になっております。
しかしながら、本作を制作したステファン・アヴァロスとランス・ウィーラーは本作以外はヒットに恵まれませんでした。
というのも、本作はドキュメンタリー映画としては非常に退屈で見ている人間を選ぶような内容になっております。
しかしながら、その退屈で平坦的なドキュメンタリーパートがあるからこそ後半の殺人シーンやホラー描写が生きてくる本作でしか味わえない強みにもなっております。