keiitix7@keiitix7

keiitix7
keiitix7
@keiitix7
3 Articles
5 Reviews
0 Contributions
0 Likes
keiitix7

keiitix7のレビュー・評価・感想

ひらやすみ
10

他人との比較にしんどくなったあなたへ

私がおすすめする漫画は「ひらやすみ」です。スピリッツで連載されています。マンガ大賞2022の第三位に入賞しました。あることがきっかけで平屋の一軒屋を手に入れた男とその姪っ子のほどぼのとしたストーリーが主体です。元々は俳優だった男が何故平屋を手に入れ、そこでどんな生活を繰り広げるのか。また、その男に自然と惹かれていく不動産営業の女性。様々な人物が織りなす温かいストーリーに魅了されます。私自身、大手企業に入ったもののそこで繰り広げられる出世バトルや人間関係、上司からのパワハラなどに疲れ、心の病に伏したことがあります。そこで気づいたのは、心と身体の健康を保てることが一番の幸せであること。自分の人生は自分だけのものであり、他人との比較によってなされるものではないこと。SNSが発達して人と簡単にどこでも繋がることが出来るようになってしまった今の時代だからこそ、この漫画を読んで、一旦人生の中休みをしていただきたいと思わせられる作品です。主人公のヒロト君は、おいおい今のままで大丈夫かと周りが心配してしまうような人柄ですが、逆にそこに魅了される人が多いと思います。百聞は一見にしかず。まず読んでみることをおすすめします。

機動戦士ガンダム サンダーボルト / Mobile Suit Gundam Thunderbolt
9

ガンダム好きは必見!!

ガンダムといえばアムロとシャアが戦いを繰り広げた一年戦争が有名。というか、ここがベースになっているのだが、この作品は一年戦争をした時期にはしているもののまったくの別物。つまりアナザーガンダムであるところに話の面白さが詰まっていると思う。
まず主人公のイオ・フレミングともう1人の主人公ダリル・ローレンツ、この2人の数奇な運命が話の面白さを際立たせている。
一見ご都合主義じゃないか?と思えるようなところもあるかもしれないが、そこはまあご愛嬌ということで…。
また、作者の太田垣先生が腱鞘炎になったため、絵柄が違うところがコミックス(13巻109話~)にはあるが、それでも細部の描きこみやキャラクターたちの表情などは本当に自分がその場にいて、実際に目の前で悲劇が繰り返されているような感覚をあじわうことができるうえに、アニメではないが、キャラクターたちの息遣いをリアルに感じることもできる。
モビルスーツも太田垣先生独自のリメイクがされており、初代ガンダムだと癒しモビルスーツだったアッガイが、あんなにもマッシブにかつ素早く動いているところは大変見ごたえがある。
また、その他の量産機にもそれぞれ独自の見ごたえがあり、新旧ガンダムファン皆が楽しめる作品であると思う。

記憶にございません!
7

コミカルでクスっと笑える映画

三谷幸喜監督の映画監督作品8作目。思わずクスっと笑える内容から心に響く内容まで網羅されています。
主人公の総理大臣・黒田啓介には、どんな役でも完璧に演じる中井貴一。黒田総理を支える首相秘書官・井坂には、ディーン・フジオカ。黒田総理の妻には、石田ゆり子。内閣を影で操る草刈正雄。曲者ライターには、佐藤浩市。もうひとりの総理秘書官には、独特の個性を発揮する小池栄子。総理のお手伝いさんには、斉藤由貴。アメリカの首相には、木村佳乃。野党議員で総理の不倫相手には、吉田羊など豪華俳優陣が集結した映画で観ていて飽きさせません。
国民からとことん嫌われ、史上最低の支持率をほこる総理大臣・黒田啓介。どこへ行っても避難を浴びる総理ですが、演説を行っていた日に一般市民の投げた石が頭に当たり、記憶喪失になってしまいます。病室で目覚めた総理は、自分が誰なのか全く覚えていませんでした。悪評の高い総理が、記憶をなくしたことで市民のことを一番に考える善良な政治家へと変身。周りの反応は冷ややかで、わざと演じているだけだと言われ続けますが、総理は負けませんでした。記憶をなくしたことを隠しながら、政治を行うために周囲のとりまきが振り回されながらも試行錯誤している姿が面白かったです。記憶は本当に戻っていなかったのか…?は映画を観てのお楽しみにしてみてください。

ペルソナ5 メメントスミッション
10

ペルソナ5ファン必読!

ゲーム「ペルソナ5」に登場する「心の怪盗団」の日常に焦点を当てたスピンオフコミックです。ゲーム版ではさらっとしか描かれていなかった事件の調査の様子はもちろん、学校にアルバイトに忙しく動いている主人公(メメントスミッションではアニメと同じく「雨宮蓮」という名前になっています)の姿、主人公以外との怪盗団メンバー同士の関わり合いなど、このメメントスミッションでしか見られない場面やエピソードが盛りだくさんです。作者は「ペルソナ4ジ・アルティマックスウルトラスープレックスホールド」などの斉藤ロクロ先生で、作画もものすごくきれいです。特に雨宮くんの目が毎回丁寧に描かれており、あの色気とまつ毛たっぷりの目、その目ありきの彼の表情は必見です。まさに「魔性の男」という感じになっています。ゲームではあまり表情はよく見れなかったので、ここもメメントスミッションならではの特徴だと思います。もちろん怪盗団メンバーをはじめとしたほかのキャラクターたちもより一層表情豊かに描かれております。もっと主人公や怪盗団たちの活躍が見たい!いろんな表情が見たい!そう思ったことのあるペルソナ5ファンは絶対に満足できる作品です!
余談ですが、なぜかほぼ毎話、雨宮くんの上半身の筋肉が見れます(お風呂シーンだったり、サウナだったり、筋トレだったり)。ゲームやアニメで主人公かっこいいと思った人、ぜひ見てください。

ゼルダ無双シリーズ / Hyrule Warriors series
10

仕事に専念したいなら買ってはいけない

発売日の数日後に買ってしまった者です。昔からゼルダシリーズが好きで全シリーズの50%は持っていますが、10年以上前に一度テレビゲームに飽きて離れていました。あんまりプライベートの時間をゲームに奪われたくは無いので、社会人になった後もテレビゲームは避けるようにしていたのですが、ゼルダシリーズがまた話題になっていたのでついついこちらのゲームを購入してしまいました。今までのゼルダシリーズとこちらのゼルダ無双シリーズでは微妙に勝手が違うので、そこまでハマる事は無いだろうと思い込んでいたのですが、完全に予想を外しました。あまりに高いアクション性、バトルメインとは思えないストーリーの充実、仕事そっちのけで時間を投資したい面白さでした。もちろん仕事を露骨に疎かにすることはありませんでしたが、最低限の仕事を終わらせ、毎日速攻で家に帰ってはゲーム三昧でした。どのキャラクターも魅力的で、主人公のリンクが操作性は安定して一番良かったのですが、他のキャラクターも鍛えに鍛えて主人公のリンクに劣らないぐらいの強さを引き出したり、ストーリーを完全クリアした後もずっと育成してしまいました。一番ハマっていた時期は休日は一日20時間ぐらいはプレイしていました。買ってはいけません。