kame8@kame8

kame8
kame8
@kame8
4 Articles
2 Reviews
0 Contributions
0 Likes
kame8

kame8のレビュー・評価・感想

グランツーリスモ7
10

圧倒的です!

車好きの方には知られていると思うドライビングゲームの最高峰、グランツーリスモ。初代からシリーズを重ねて7まで来ました。初めてグランツーリスモの1作目をプレイした時は、只々驚きの連続でゲームでこんな凄い映像で車を運転できるなんてと思ったものです。そして今回の7も例に漏れず過去最高のグラフィックと音楽で、車の挙動やエンジン音を再現していると感じます。車は詳しくありませんが、国産車のスポーツカーなどの名前はある程度知っていました。実際の車を購入するとなると、とんでもない金額となりとても手が出せない車種も、ゲームの中であればレースに出場し腕を磨き賞金を貰って購入するという方法が取れます。また、国産車以外にも海外の車のメーカーなど多くの車種が登場します。ポルシェ、フェラーリ、ランボルギーニなどなど名だたるメーカーや、初めて聞くようなメーカーもありました。それでも抜群に性能が良くてセッティング次第では大きく化ける車などもあります。
正直ハンコンなどが無いと楽しめないのかなと思っていましたが、PS5の純正コントローラーでも十分に楽しむ事が出来ています。どこまで本当の情報かは分かりませんが、開発陣はコントローラーで操作する事を前提にゲームを作ったという話も聞いたりします。難易度設定や、ドライブアシスト機能などもありますので、気になっている方は一度体験してみるのも良いかもしれないですね。

さくらん
8

吉原遊郭を舞台に一人の花魁の生きざま

写真家蜷川実花の初監督作品ということで、華やかな色彩と映像美という点ではうならせるものがあった。身体を商売道具とする花魁に本当の恋愛は成立するのか?永遠の課題だと思う。お客は金を払って女の体を抱きに来る。そこに性欲はあってもこの人でなければという思いはない。その残酷な現実をきよ葉は身を持って味わうこととなる。情夫を本気で愛してしまい、他の女に渡したくなくて相手を殺そうとする花魁。手練手管で男を喜ばせる術を知り尽くし、体を使って男の気持ちを操ろうとする花魁。女性の本当の幸せって何なのだろう?そんなことを考えてしまった。好きな男に自分からは逢いに行けず、金を持ってその男が店に来るのを待つしかない運命。そんな世界で生きてきたからこそ、せっかく身受けの話が決まり女郎地獄から抜け出せるチャンスを得たのに、死罪になるのを覚悟で部屋から抜け出し、つかの間の自由で桜を見に行くという行動に出たのだろう。見受けの話も相手が本気で妻にしようと思っているのに、きよ葉本人は本当に惚れているわけではない。身受けして奥方になってもそんな相手との夫婦生活、残りの人生本当に幸せと思えるのだろうか?あまりにも悲しい運命その中で生きていくしかない女郎という職業。苦界から這い上がれるという女郎にとっては最大のチャンスを棒に振ってしまうその運命感。やはり私は男性であってオスにはなれない。華やかな花魁の世界の光と影、そんなものをまざまざと見せられた気がした。けだるい濃厚な映画を見た後は、毒気にあてられた気持ちを癒すべく、性欲のない恋愛をしたいとつくづく思った。