kabyykap3@kabyykap3

kabyykap3
kabyykap3
@kabyykap3
3 Articles
3 Reviews
0 Contributions
0 Likes
kabyykap3

kabyykap3のレビュー・評価・感想

機動戦士ガンダム 水星の魔女 / Mobile Suit Gundam: The Witch from Mercury / G Witch
7

これはガンダムではなく水星の魔女である

令和初のガンダムTVシリーズ、その記念すべき第一話は正直言って可もなく不可もなくといった印象だった。
主人公はシリーズでは珍しい10代の女の子。主人公機にあたるガンダムエアリアルも女性的なフォルムであり、登場キャラクターのデザインは柔らかいタッチで描かれている。
舞台は10代の少年少女達が生活する学園である。
これまでのシリーズと比べると特徴的に思えるかもしれないが、1話を視聴した限りでは10代の若者を中心とするありふれたSFアニメ、といった枠を超えるものではなかった。もっと言えば、これは「ガンダム」である必要があったのかと思うほどである。
しかし、2話3話と続くにつれてゆっくりと、しかし確実に引き込まれていく。
一番の理由は、主人公スレッタ・マーキュリーである。
彼女は遠く離れた辺境の地である水星からの来訪者だ。性格は純粋無垢で、まさに田舎から都会に出てきた女の子といった感じである。しかし、そんな彼女の出自および真の目的ははっきりしていない。加えて、タイトルにもなっている「水星」また「ガンダム」があの世界ではどのような意味を持つのかも明らかにされていない。
何かの大きな事件、戦争が過去の歴史にあった事は随所から推測出来るが、そこの謎解き要素がこの作品の魅力である。6話までにガンダムお約束の「敵」が全く現れていないのも不気味だ。ここまでは若者たちのほほえましい青春劇が続いているが、その水面下には何か得体のしれないものを感じてしまう。
1年にわたるシリーズということを考えると今後の展開が全く読めず、それだけに様々な憶測が出来てしまうために次の話が待ち遠しくなる作品の1つである。

進撃の巨人 / Attack on Titan
10

一気見したいアニメ『進撃の巨人』

進撃の巨人は2013年にアニメの放送が開始されたダークファンタジーアニメです。この作品は放送開始当初から爆発的な人気を誇っています。第一話の衝撃的な始まりは多くの人の心を掴みました。そんな進撃の巨人の魅力といえば、絶望的な世界観と衝撃的な展開の数々、そして随所に散りばめられた謎や伏線です。
まず、進撃の巨人という作品はよく人が死にます。スタートから常に生死に関わる逼迫した状況下の中で物語が進んでいきます。ですから、見ている人としても、とても感情移入がしやすいです。とてもハラハラ、ドキドキさせてくれるアニメです。
そして、進撃の巨人は非常に沢山の謎や伏線があります、巨人の謎から自分たちの世界そのものの謎から… あげていくと沢山ありますが、そういった数々の謎、伏線が解き明かされたり、回収されたりしながら、時には予想しない展開になったりと、見ていて飽きない作品だと思います。
また、進撃の巨人は一話見だすと止まらなくなるタイプのアニメです。衝撃的な展開にくぎ付けになったり、謎を一緒に考えたりしながら視聴するのですぐに時間が過ぎてしまうと思います。ですので、特に初見で見る方は、たっぷりと時間があるときに視聴することをお勧めします。

コンドル(1975年の映画)
7

CIAアナリストの3日間の生と死をドキュメンタリータッチで描いた『コンドル』

『コンドル』は1975年のアメリカの政治スリラー映画で、監督はシドニー・ポラック、出演はロバート・レッドフォード、フェイ・ダナウェイ、クリフ・ロバートソン、マックス・フォン・シドーです。原作は1974年の小説『コンドルの6日間』(ジェイムズ・グレイディ)で、映画脚本はロレンツォ・ゼンペルJrとデヴィッド・レイフィール。ニューヨークとワシントンD.C.が主な舞台で、映画の主人公は無愛想なCIAの分析官です。
ある日、昼食から帰ってみると、同僚たちが殺害されているのを発見してしまいます。ロバート・レッドフォード演じる分析官は謎の殺し屋の裏をかこうとするのですが…この映画はアカデミー賞最優秀編集賞を受賞しています。
ジョー・ターナーはうだつのあがらないCIAの分析官で、コードネームは「コンドル」。彼はニューヨーク市内の米国文学史協会で働いていることになっていますが、それは実際にはCIAの非公式のオフィスです。7名のスタッフが世界中の書籍、新聞、雑誌を調査しています。ターナーの担当は奇妙なスリラー小説の存在をCIA本部に報告すること。たとえば、米国内での販売部数がさほど振るわないのに多言語に翻訳されている小説などが該当します。
ターナーが裏口から昼食に出ている間に、武装した数名の男がオフィスを急襲して他の6人のスタッフを殺害してしまいます。ターナーはオフィスに戻るや否や、同僚たちが殺されているのを目にします。彼は驚愕し、衝動的に銃を手に取ると、ビルを脱出するのでした。