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hiasusun8のレビュー・評価・感想

アボガド6
10

イラストで伝える―近代的イラストレーター、アボガド6とは。

ボカロ界隈に打撃を与えた名曲、「シャルル」。バルーン氏によって製作されたこの曲のMVを担当した、アボガド6氏について調査してみると、「これは知らないともったいない!」と思えるほどのイラストと多く出会えました。
アボガド6氏のpixivアカウントでは様々なアートワークを閲覧することができ、その中には現代を生きる我々が「感じつつも見て見ぬふりをしてきた現実」をひしひしと感じさせるものです。
通い慣れた教室の「空席」の理由。何気なく「声」をかけることが与えた影響。一見無機質な物質である「タオルケット」が守ってくれたこと。「誰でも感じられることだけれど、誰でも気づくことができない」そんな日常の傷を改めて痛感させてくれる彼の作品はTwitterで毎日更新されており、簡潔なタイトルと1枚のイラストから様々な考察が飛び交っていて、暇つぶしとして閲覧していたSNSがいつしか議論の会場になってしまったような感覚を覚えました。

アボガド6氏は楽曲の製作もしています。柔らかでありつつ人間の深い部分に触れるような歌詞はまるで母親のぬくもりのような、それでいて社会の残酷さを描くような曖昧さが逆に心地よく、つい何度も聞き入ってしまいます。

ALI PROJECT / アリプロジェクト / 蟻プロジェクト / アリプロ
10

ALI PROJECTのジャンル名はALI PROJECTです

極彩色で彩られているALI PROJECTの世界観は、ジャンルの枠に囚われることなく、唯一無二の音楽が奏でられています。
多くの曲がある中、ALI PROJECTの曲は白アリ、黒アリ、赤アリ、桃アリ、灰アリ、大和ロックにカテゴリーが分かれています。これらのALI PROJECTのカテゴリーのうち、私が好きなのは大和ロックです。大和ロックの中でも有名な「愛と誠」は、ファンの人気も高いうえ歌詞がとにかくエモく、私もよく聴いたり、カラオケで歌ったりしています。力強く勢いがある「勇侠青春謳」や「神風」も好きです。聴いていると酔える、勇壮な曲ばかりです。
ALI PROJECTと言えば、「黒アリ」と思わる方も多く、私が好きなカテゴリーの中で推している曲は「聖少女領域」です。ダークな世界観と廃退を感じる「月蝕グランギニョル」「コッペリアの柩」「凶夢伝染」などの曲と、アニメとのタイアップした曲も多いです。
赤アリのカテゴリーの中でも、私が特に好きな「地獄の門」は、かっこよい歌詞を歌い、「地獄の門」の世界観に浸っているときが一番楽しいです。
「堕天國宣戦」や「裸々イヴ新世紀」も推している赤アリは、改めて調べるまで「黒アリ」と思っていた曲がいくつかあったほど、詳しい定義が謎のカテゴリーです。
白アリの「嵐が丘」と、桃アリの「ストロベリーパイをお食べ」、灰アリの「北京LOVERS」も好きです。
ALI PROJECTの独特のメロディ、耽美や廃退を感じる歌詞で構成される世界観は、ほかに類を見ないものです。1度ALI PROJECTの世界に入り込んだら、めくるめく音楽に囚われるでしょう。

約束のネバーランド(実写映画)
10

考えさせられる作品

「るろうに剣心」シリーズなどと同様に、原作の再現率が見事な分、ストーリーに、もう少しオリジナリティがほしかった気もしますが、それなりによかったと思います。
ただ、皆様も仰っている通り、まだ出てきたてのほやほやである、子役の方に、厳しく意見するのは酷かと思いますが、レイ役の方には、もう少し頑張って頂きたかったか、でなければ、鈴木福君や加藤清史郎君といったような、実績のある方に演じてもらいたかったですね。
ミネルバ探訪編以降の鬼が大勢登場するシリーズは、鬼の容姿の再現など、ハリウッド映画ならいざ知らず、現状の日本映画では、失礼ながら、困難である気もするので、原作のイメージを壊さないためにも、実写作品は、ここまででいい気がしましたね。
ただ、本作と無関係のことで恐縮ではありますが、アニメ版の終わり方は、あまりに凄惨なものだったので、アニメ版では全く描かれることのなかった、GP編、七つの壁編、王都決戦編を他媒体で見てみたい気もあります。時間があったので、ちょっと興味があって見た程度でしたが、いざ見てみると、もうドキドキして映画の世界に引き込まれました!俳優さん達の演技が上手くて、見て良かったと思いました!

フォードvsフェラーリ / Ford v Ferrari / Le Mans '66
8

車はあまり知らないけど

私は車のこととかよくわかりませんが、フェラーリといえば、こち亀の中川が乗ってる高い車でF1に出ているというイメージです。
そのフェラーリ対フォードという題名の映画なので、スポ根ものかなと思って見ました。
だけど、見てみるともっと深い企業と下請けの話で、レースだけでなく、車の開発とか整備とかもっとたくさんのことに焦点をあてた映画でした。
もちろんレースのところはしびれました。あんま車に興味のない私でも、あの速さにゾクゾクしたのだから、車好きにはたまらないと思います。
役者陣もすばらしかったです。私はバディものが好きなのですが、クリスチャン・ベイルとマッド・デイモンもバディ感はたまらなくいい感じでした。
クリスチャンはバッドマンのときは体もでかく金持ちっぽかったけど、今回は細めで、ほんと肉体改造がすごいなと思いました。
物語は、実話なので知っている人は知ってると思いますが、とても悲しい出来事があり、泣けました。
会社のために、もちろん自分も好きなことでしょうけど、そのことで死ぬなんて、悲しいことだし、周りの人たちの悲しみもいかほどだろうと思うと、涙が溢れてきました。
でも、最後は希望のある感じで終わり、よかったです。

ウォッチドッグス レギオン / Watch Dogs: Legion
6

ウォッチドッグス レギオンをプレイしての感想

シリーズ3作目ですが、ストーリーが続きものではないため、1,2を未プレイで今作からプレイしても十分に楽しめる内容です。
やっていて楽しかったのは工作員スカウトで、ロンドンの全部の人がスカウト対象です。最初は仲間になることを渋っていても、依頼をクリアしたりすると好感度が上がっていき仲間になってくれます。個人個人で持っているスキルが違うので、いろいろな人を仲間にするのがやりがいがあり、また、ゲームのミッション達成にバリエーションが生まれて楽しかったです。
反対に、いまいちだと思ったのはカーチェイスで、敵のAIがあまり機能していないのか、割と簡単に逃げることができてしまいます。前作などであった、マンホールを吹き飛ばして進路妨害するようなアクションがなくなり、単純に街中をグルグルしていればそのうち逃げきれてしまいます。あとは、工作員スカウト依頼ミッションが似たようなものばかりなので、何人もスカウトしていくとミッションが被り、「これどこかで見たミッションだな」と思うことがしばしばありました。
ストーリー自体は割と1本道で、プレイヤーが選択できる場面もあるのですが、どちらを選んでもその後の展開に影響が出ないので、何度も繰り返しプレイしたい人は飽きてしまうと思います。