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hang-mijyad3のレビュー・評価・感想

ループ7回目の悪役令嬢は、元敵国で自由気ままな花嫁生活を満喫する / ルプなな
10

書籍&コミック&アニメ化!「なろう」発信!『ループ7回目の悪役令嬢』おススメです!!

「小説家になろう」発信の作品で、書籍化、コミック化、アニメ化されています。
主人公は、公爵令嬢リーシェ。彼女は20歳で命を落としては、婚約破棄の瞬間に戻ってしまうというタイムループ人生を送っていました。
ループ6回目で男装騎士人生を歩んでいたリーシェは、敵国の皇帝アルノルト・ハインに命を奪われます。ループ7回目は、このアルノルトに求婚され、ともに皇国ガルクハインへ。その皇国を舞台の中心に、リーシェが過去の人生で関わった人物たちが次々と登場します。
様々な陰謀や思惑が渦巻く中で、過去の人生で培った知識や経験をもとに20歳以降を生き抜くため奮闘していくリーシェが格好よく可愛く美しく、生き生きと描かれています。

作品タイトルにもある「ループ7回目」、その人生をどうリーシェが生き抜くのか?!自由きままな花嫁生活を満喫できるのか?!アクションあり、ラブあり、テンポよく進むストーリーは今後の展開も見逃せません!!
ストーリーをさらっと知りたい方にはアニメ版。ストーリーはもちろん、作画の美しさや、巻末に掲載された書き下ろし小説を楽しみたい方にはコミック版。ご自身の登場人物や風景などに対するイメージを大切に読まれたい方には、小説版をおススメします。

快楽の漸進的横滑り
10

捻りの効いた名画

映画『快楽の漸進的横滑り』は、フランスのアラン・ロブ=グリエ監督の作品で、1974年に公開されました。
主人公の娼婦がその仲間を殺したかどうか突き止めようと刑事が捜査します。主人公はやっていないと主張しますが、刑事は疑いを解きません。刑務所にやってくる修道女にも主人公は非難されますが、神父は主人公を諭しに来ながら却って関係を持とうとしてしまいます。また弁護士の女性が彼女を助けようとやってきますが、その弁護士が娼婦仲間に似ていて、当時の状況を再現しなさいと弁護士に言われて行っているうちに殺してしまいました。そこへやってきた刑事が犯人が名乗り出たので無罪になったよと言いますが、この殺人の現場を見て吃驚して、最初からやり直しだと叫び、映画は終わっています。
この作品はこのようにとても捻りの効いた展開を持つ映画です。真実を探る難しさのようなものも見た人に感じさせますね。
またこの作品は非常にエロティシズムを感じさせる作品で、ショッキングなシーンもあるので公開当時は上映禁止にした国もかなりあったそうです。しかし冷静に見れば戦後芸術の最大の発見であり、そのメインテーマとなっていった性の主題を真正面から扱った優れた映画だといえましょう。