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go-1156721772126252378606のレビュー・評価・感想

ペルソナ5 / Persona 5 / P5 / ペルソナ5 ザ・ロイヤル
9

満足感の高いスタイリッシュRPG

こちらの作品はPS4等で遊べる家庭用ゲームで、ジャンルはRPGです。『ペルソナ5』という作品のグレードアップモデル、俗にいう完全版の作品なので、今から始める人にはこちらの『ペルソナ5 ザ・ロイヤル』をおすすめします。
アトラスの人気シリーズである『ペルソナ』シリーズの第5作目である本作は、「更生」をテーマにした重厚感のある作品です。主人公や仲間たちが弱い自分と向き合い、強い自分に更生していくストーリーです。

本作のおすすめポイントとして、「スタイリッシュなゲーム性」と「ボリュームのあるゲーム内容」が挙げられます。
まず「スタイリッシュなゲーム性」ですが、こちらは『ペルソナ』シリーズ第3作目から続く、シリーズ伝統のゲームスタイル・世界観でありファンからの評価が最も高いポイントになります。
キャラクターデザインやゲームUIをオシャレな仕上がりにしており、ゲーム内BGMにも雰囲気づくりへのこだわりを感じます。このスタイリッシュさで他作品との差別化を図っていると言えます。
そして「ボリュームのあるゲーム内容」ですが、こちらは前述した通りベースの作品に追加要素を盛り込んだ完全版であるため、作品自体のボリュームがあります。蛇足的なものはほとんどなく、プレイヤーの選択によって多彩なエンディングが用意されているため、様々なプレイングをすることが可能です。
ストーリー・バトルシステム・世界観と、どれをとっても満足のいく作品となっています。

食戟のソーマ / Food Wars!: Shokugeki no Soma
8

料理好きにはオススメ

週刊少年ジャンプで連載された「食戟のソーマ」。本作は、主人公・幸平創真(ゆきひら そうま)を中心に、個性豊かな料理人達と鎬を削り合いながら頂点を目指す物語。
この作品には、""食戟""という料理対決ルールがあり、その対価に見合うものをお互いが出し対決するという設定になっており、非常に面白い対決が見られる。
創真やヒロインの1人・田所恵(たどころ めぐみ)などが作り出す料理は、料理研究家の森崎友紀先生監修のもと度肝を抜かされる料理たちが登場し、「おうちでも作りたい!」と思えるような料理ばかりなので、料理好きにはオススメの作品。
個性豊かなキャラクターも登場し、ジビエ料理を得意とする吉野悠姫(よしの ゆうき)、幸平創真の良きライバルでありイタリア料理が得意の、タクミ・アルディーニなど、読者が好きな""推し料理人""も見つかるので、是非読んで欲しい。
また、料理を食べた時のリアクションで洋服が弾け飛ぶ""おはだけ""にも注目。
多少、「少年漫画なのか?」と思わせる部分もあるが、登場する料理のクオリティや個性豊かな料理人たち、数々の伏線など、様々な視点から楽しめる作品なので、初心者でも安心して読める。
アニメ版では、美麗な料理が楽しめるので、飯テロとしてもオススメの作品。

ハイスクール!奇面組
10

「個性の尊重」と「青春」がしっかり描かれた作品

「個性の尊重」という言葉がありますが、この作品はそれを形にした作品だと思っています。
それは、主にヒロインの「河川唯」が表していると私は感じています。
まず、「河川唯」は、他の女子とは違い、「かわいい」という意味で特別視されており、本人はそれを嫌がっています。
そして奇面組リーダー「一堂零」は、他の男子とは別に「変態」「奇面」という形で特別視されているのですが、「一堂零」はそれを嫌がる事なく「笑い返す」という形で反応しています。そして「河川唯」は、その「一堂零」及び「奇面組」に対して「居心地の良さ」、「共感」というものを得る所から、物語は始まる訳ですが…。
作中、意識して見ると、色々な場面で「登場人物それぞれの考え方」というものが提示されることがあります。
「(一般社会の人が考える)こうするべき」に対して、生徒達ははっきりと「そんな事はないだろう」「そう決めつけるのはどうだろう」と述べたり考えたりする場面があります。この作品の登場人物は「自分の意思」と言うのを良くも悪くも強く持っている人が多いのです。
その中で特に、「河川唯」は他の生徒と違い、人を見る際に大切にしているのが「顔」や「性格」というよりも「考え方」という風に見えます。「河川唯」は「一堂零」に惹かれ、「凛々しい人」という風に感じています。ですが、その様に感じていく過程(作中)の中で、「河川唯」から見た「一堂零」のみがイケメンに見える…などは全くなく、だからと言って特別紳士的な事をされるわけでもなく、純粋な「理由のない恋」を、彼にしているのです。
この作品には様々なカップル、恋愛事情の描写が多くありますが、「河川唯」と「一堂零」は作品の中で最も進展がなく、尚且つ最も純粋な恋愛と思います。また、この「特殊な意味で特別」な二人が、「普通の恋愛」をしているという点は非常に素晴らしく可愛らしいです。更に、この作品の恋愛関係の表現で評価したいのは、このカップル(未満)達に対する周囲の反応。この作品での「河川唯」と「一堂零」、また他の「特殊な人」の恋愛事情に対して、他の人は「あんなののどこがいいの?」と言うような冷ややかな言葉を投げかけることはまず無く、ごく普通のカップルを応援するように反応します。
例として、「一堂零」が「河川唯」の持っている物を少し持とうとしてあげる、というシーンがあるのですが、この様子に対して周囲の人間は普通のカップルの冷やかしと同じような冷やかしを行います。いじめのようなシーンもありません。
そのように、「一堂零」及び「奇面組」、そして「河川唯」等が、良い意味で「特別な人間」ではなく「普通の人間」、「普通のクラスメイト」くらいで描かれている事が本当に素晴らしいです。もちろん、「河川唯」が特別可愛い女子である事を思い出させるシーンも作中では存在していますが、それが良いスパイスとなって、テンポよく見る事ができます。
このレビューでは「恋愛事情」について多めに話しをしました。アニメ版では、ラブコメ感が少々強いですが、原作の漫画版ではそれほどではありません。ギャグを求める人でも、ラブコメを求める人でも、誰でも楽しみやすい作品かと思います。
「ぜひ現代の人にも知って欲しい」、と強く思う作品でした。