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fundoshi-irazu5のレビュー・評価・感想

トリリオンゲーム / Trillion Game
9

トリリオンゲーム

2023年7月からドラマ版の放送が始まった「トリリオンゲーム」。
主人公はトリリオン(1兆ドル)稼ごうとするガクとハル。行く手を阻む「ドラゴンバンク」に勝つため、会社を設立し花のオンライン販売やソシャゲ作りに励む。しかし、毎回「ドラゴンバンク」のメディアの力で負けてしまう。一発逆転として出資元の祁答院に芸能事務所「ゴットプロダクション」の社長になってもらう。そして、トリリオンゲームの広告をテレビに出してもらい、ランキングで「ドラゴンバンク」の新作ソシャゲを抜く。規模を広げていく「トリリオンゲーム」、「スタジオポポロ」のアニメを独占配信しようとし成功。
そんな「トリリオンゲーム」に不穏な影が忍び寄る。ある日、「ドラゴンバンク」の黒龍社長に呼び出された、ガクとハルに700億の買収を提案する。もし、買収を断ったら「ドラゴンバンク」は本気で潰しに来てしまう。買収を選べば、トリリオンは達成できない。揺れる「トリリオンゲーム」のガクとハル。そんな中ハルがなんと「ドラゴンバンク」に買収の提案をしたが、莫大な資金が必要だ。その資金調達のために「トリンリンペイ」を開発。ほかの電子マネーと同じくらいのシェアをとれ、もっと効率よくするために鉄道系カードと連携することにした。なんと、黒龍社長の令嬢・桐姫とハルが結婚(?)し、「ドラゴンバンク」と手を組み契約が成立した。
それをよく思わない黒龍社長は、「トリリオンゲーム」のサーバーにハッキングし、すべての情報を盗む。信頼を失った「トリリオンゲーム」はこの後どうなるのか。

UNISON SQUARE GARDEN / ユニゾン・スクエア・ガーデン
10

何年経っても変わらない、透き通る声と力強い音楽

UNISON SQUARE GARDENと聞くと、突飛で破天荒なベーシスト田淵の名前が挙がることが多い。
しかもそれは大抵が「動きがやばい」「顔芸」「夢に出る」など、音楽とは関係のないことばかりだ。
興味の入口はそれでもいい。とりあえず彼らの演奏を、歌声を、音楽を聴いて欲しい。
ボーカルの斎藤宏介は、あの華奢な身体から考えられないような美しくしなやかな歌声を紡ぎ出す。
ドラムスの鈴木貴雄は、飄々と楽しそうにそして力強くバンドの支柱でもあるドラム音を奏で出す。
そしてベースの田淵智也、彼は天才だ。きっとその言葉に彼は難色を示すけれど、天才以外の表現が浮かばない。
このバンドの曲の作詞作曲の9割以上を田淵が行っている。その曲たちは彼から創り出されたとは思えない位に、繊細で緻密で楽しい曲たちだ。
そしてそれらのUNISON SQUARE GARDENの楽曲は、斎藤が歌うことを考えた上で作られているように感じることが多々ある。
その他にも、田淵は様々なアーティストに楽曲提供も行っているがどれも田淵らしさは残りつつも、相手にカチリとはまっている。
そしてUNISON SQUARE GARDENといえば楽曲発売のスピード、そしてライブ活動の多さが凄まじい。常にツアーやフェスに奔走している。
それは彼らが何よりも「ライブ」というものを一番に考えているからなのだろう。
彼らが対バンライブを行った際に「今日が楽しいと思ったら、次はワンマンに来て欲しい」と言っていた。
その言葉は本当にその通りで、彼らのワンマンライブは素晴らしく一度味わったら後戻りできなくなるような魅力がある。
UNISON SQUARE GARDENのライブは、MCなどの会話がほとんどない。ひたすらに次々と楽曲が演奏される。
客席からの呼びかけにメンバーが答えることもほとんどない。彼らは演奏だけに集中している。
それでも会場は笑顔に包まれている。ステージ上の3人も、フロアの観客もみんながみんなその空間を心から楽しんでいる。
冒頭で田淵の「動きがやばい」と言ったが、是非ライブを見て欲しい。ライブでの田淵はその3倍は「やばい」のだから。
彼らの一番大切にしている「ライブ」を一人でも多くに体感して欲しい。できれば、ワンマンライブに。是非あの空間に浸ってみて欲しい。