dkdirkalb8@dkdirkalb8

dkdirkalb8
dkdirkalb8
@dkdirkalb8
0 Articles
2 Reviews
0 Contributions
0 Likes
dkdirkalb8

dkdirkalb8のレビュー・評価・感想

パルプ・フィクション / Pulp Fiction
10

ハンバーガーは最高の朝メシだ

クエンティン・タランティーノの『パルプ・フィクション』は、映画の定義を塗り替えるほどの衝撃作だ。本作の冒頭で行われるジュールズ(サミュエル・L・ジャクソン)とヴィンセント(ジョン・トラボルタ)の、ハンバーガーについての哲学的なやり取りは、ただの朝食シーンではない。これは、タランティーノが描く独特の世界への誘いだ。
彼の映画では、日常の小さな瞬間が予測不可能な事件へと発展する。その過程で、視聴者はタランティーノ特有のブラックユーモアと緊迫感ある展開に引き込まれる。

『パルプ・フィクション』は、一見バラバラに見えるストーリーが見事に絡み合いながら展開する。登場人物たちはそれぞれに深いバックグラウンドを持ち、彼らの選択が次々と予期せぬ結果を生んでいく。

この映画の魅力は、その予測不能なプロットだけではなく、登場人物たちが織り成すリアルで生々しい対話にもある。例えばヴィンセントとミア(ウマ・サーマン)のダンスコンテストシーンは、単なるダンスではなく、2人の関係性の変化を象徴している。

タランティーノの映画における暴力描写はしばしば議論の的となるが、『パルプ・フィクション』でのその使い方は芸術的でさえある。暴力が生々しく、時にコミカルに描かれることで、観る者を独特の道徳的なジレンマに引き込む。
この映画は映画史において重要な位置を占めるだけでなく、観る者に対して、良識とは何か、救済は可能なのかという問いを投げかける。

最終的に『パルプ・フィクション』は、映画としての新たな地平を開く作品であり、タランティーノの才能が全開になった瞬間でもある。この映画を観た後には、何気ない日常さえも、何か特別な意味を持ち始めるかもしれない。そして、あなたもきっと、ハンバーガーを見る目が変わるだろう。

PIZZICATO FIVE / ピチカート・ファイヴ
10

世の中にはスイートやキャッチ―がいっぱいあるよね

1990年代に流行した渋谷系バンドの中でも代表格となる大御所渋谷系バンド
1986年結成当初、メンバーは4人であったが1994年以降はベース、キーボード、作詞/作曲担当の小西康陽と
3代目ボーカリストの野宮真貴のメンバー2人
因みに2代目ボーカリストはOriginal Loveの田島貴男
1993年発表の某化粧品メーカータイアップ曲『スウィート・ソウル・レヴュー』をきっかけに人気を博す。
(レビュータイトルはこの曲の1フレーズ)
その人気は国内のみならず欧米諸国まで広がり熱狂的なファンはピチカートマニアと称されている。
2001年に惜しまれつつも解散している。

とにかくキャッチ―でグルーヴィーな曲が多くアルバムのジャケットが毎回お洒落なこともこのバンドの特徴
野宮真貴は歌唱力があるかと問われると?だが、このバンドのキーワードでもあるキャッチ―な歌声は
好きな人ならハマる、そんなボーカリストだと感じる。

初めて聴く人には『スウィート・ソウル・レヴュー』、『東京は夜の七時』、『ハッピー・サッド』
なんかがお勧めの曲
中でも『東京は夜の七時』は最もお勧めの曲
青山や表参道のようなお洒落な夜の街を連想させる思わず恋人と出掛けたくなるような曲
当時のフジテレビ系番組『ウゴウゴルーガ2号』のオープニングにも使われていた。
アルバムではこれらの曲が全て収録されているベストアルバム『PIZZICATO FIVE TYO Big Hits and Jet Lags 1991-1995』
がお勧め
ちょっとブルーな時でも聴くとハッピーな気持ちにしてくれる、ピチカートファイブはそんな人にお勧めです。