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degbm-ad213のレビュー・評価・感想

26番目の殺人
9

最恐の殺人鬼が最後の殺人を犯すとき

「25人を殺した」として捕まった主人公が死刑と同等の判決を受けたあとから、話が360度変わっていきます。
最初の印象は、主人公は最低な男で非道であり、冷血と思うようなキャラクターです。しかし、あることをきっかけにその殺人犯は人生を一変させて、塀の外に出ることになります。
この時点で「ハッピーエンドで終わりなのか」と思うのですが、ここからが主人公の本当の苦痛が垣間見れる漫画です。

自分のことを何も知らない土地で別人に生まれ変わったかのように生活し、普通の人と同じように恋愛していく模様が人間臭くおもしろかったです。それでも自分の犯した罪と向き合わないといけない主人公の葛藤も書かれていて、今度はどんな展開になるのかと興味をそそりました。
「本当に主人公は26人目も殺害したのか」というところも気になりますが、話が進むにつれて「そうではない」と思う人も現れ混乱していきます。

登場人物でいうと主人公の嫁になる女性の正体も意外で、精神面の強さも出ていて、さらに気になる内容になります。「最後はどうなるんだろう」と思いながら読み進めると、自分の想像した結末以上の衝撃を与えられた漫画だと思いました。
非現実的ではありつつ、「自分だったら」と考えさせられるような作品だと思いました。

鬼滅の刃 / Demon Slayer: Kimetsu no Yaiba
9

世間の評判は本物!

世間で大評判になっており単行本が手に入りづらい状況になるほどの人気作だったこと、友達が鬼滅の刃愛読者で何度もお勧めされたので、アニメがあるならアニメを見てみようと思って視聴したのがハマったきっかけです。

ストーリーは簡単に言うと、主人公の竈門炭治郎が鬼殺隊という鬼から人々を守る組織に入り、妹である竈戸禰豆子を鬼から人間に戻す方法を探していくというものです。
主人公はとても優しく、道中で会う人たちに施しを与えたりするだけでなく、対峙した鬼たちの鬼になってしまった背景を考えて鬼が苦しまないようにと痛くない技を使用するなどして、主人公の人間味に惹かれる部分がまず魅力です。
そして、どうして鬼になってしまったのかという悲しい背景が語られるため、敵対する鬼にも感情移入してしまうところがまた魅力です。

アニメもマンガもとても絵がきれいです。特に技を出したときに出るエフェクトがきれいで、主人公が技を使うと水のエフェクトが出るのですが、そのエフェクトが本物の水のように見えるため、とてもきれいで繊細だと感じます。
アニメ版では主人公の声を声優の花江夏樹さんがあてています。
メインキャラクターだけでなく、道中に出てくる鬼たちも有名声優の声があてられており、声優陣の豪華さもこの作品の魅力だと思います。

恐怖の報酬 / Le Salaire de la peur
10

恐怖の報酬

恐怖の報酬・フランスオリジナル版。とにかく恐ろしい映画。某国で仕事にあぶれたフランス人。仕事がなく安酒を浴びる日々、怠惰な暮らし。しかしプライドだけは高い。そんな暮らしに終止符が打たれる。仕事の話が舞い込む。ギャラもいい仕事にありつこうと何人も応募。しかし話を聞いてびっくり、怖気づく。仕事の内容は命がいくつあっても足りない話。ニトログリセリンを運ぶのだ。少しの振動でも与えたら爆発、車も人間も蒸発しかねない。ギャラと仕事と平穏な人生を手にするため、男たちは決断する。この作品を初めて見たとき鳥肌が立ちました。2回目も、3回目も同じく鳥肌が立つ。おそらくなん10回みても同じでしょうね。死の恐怖と戦いながらの道中、精神が破綻する者も出る過酷な仕事、道は平たんなところばかりではない、山あり谷あり危険がいっぱい。見ているこちらもドキドキ・ハラハラ、酸欠になりそう、何人かの犠牲を出しながらも無事到着、高額なギャラを受け取り満面の笑顔。後は帰るだけ。帰りは気楽、笑いもこぼれる…しかし本当の恐怖は…。