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chisa410j9のレビュー・評価・感想

カンフー・パンダシリーズ / Kung Fu Pandaシリーズ
4

子供向けの映画

小さいときに、何度もこの映画を見に行きました。当時は展開にワクワクして、時には大笑いをしていました。なので、成人してからもう1度この映画を見てみました。作品の展開は悪くはないのですが、正直大人向けではないと感じました。例えば、笑えるシーンでは本当に単純なギャグで、悪く言えばトムとジェリーの劣化版という感じです。ただ、戦闘シーンはかっこいいです。カンフーという独特の戦い方で、スピード感もあって見ていて楽しいです。
ストーリーとしては、舞台は古代の中国。安住の地で知られる平和の谷が凶悪なカンフー使い、タイ・ランに狙われてしまう。彼に対抗できるのはウーグウェイ導師が選んだ伝説の「龍の戦士」だけ。
そこでマスター・モンキーやマスター・カマキリといったカンフーの達人たちが選抜大会で腕を競うが、ウーグウェイ導師が選んだのはぐうたらで小心者のパンダ、ポー。カンフーへの熱意だけは人一倍のポーは達人の師匠・シーフー老師に弟子入りするといった話です。落ちこぼれの主人公が努力によってだんだん強くなって皆に認められる単純な王道です。
改めて言いますけど、大人向けではないです。幼い子供が見るとハマるかもしれないです!

憂国のモリアーティ / 憂モリ
9

悪役が主人公!魅力あふれるダークサイドストーリー

アーサー・コナン・ドイルの推理小説「シャーロックホームズシリーズ」を元ネタとした作品は数多くありますが、その中でも珍しく原作では敵対している登場人物のモリアーティを主役とした作品です。

天才的な頭脳を持つ主人公ウィリアム・ジェームズ・モリアーティとその仲間たちが、腐敗した国や社会を変えるために様々な策を巡らせ、時には残酷な手段を使い暗躍するダークヒーロー的な物語となっています。

悪い貴族を懲らしめる爽快感や決して正しいとは言えない手段を使う何とも言えないモヤモヤした気持ちなど、読んでいて色々な感情を刺激されるストーリー展開です。
見た目のデザインは一新しつつ、生い立ちや能力の特徴は原案の小説に沿った面も多い登場人物も個性的でそれぞれ魅力があります。

ミステリー系の作品は理解することが難しいと思われがちですが、この作品は分かりやすく淡々と物語が進むためミステリー系が苦手な方や原作小説を知らない方も十分に楽しめます。
原作を知っている方やホームズを主役とした他作品が好きな場合も、異なる視点や新しい解釈に抵抗のない方にはとてもオススメです。

漫画だけでなく小説、アニメ、舞台、ミュージカルと様々な媒体で展開しているので色んな媒体で楽しめるのも魅力の一つです。

東京都北区赤羽以外の話
8

笑える作者の実体験エピソード集

作者はあの壇蜜さんとご結婚された方で、作者の実体験をもとに構成されたエッセイコミックになります。とても読みやすくおもしろく、そして若干引きつつ…あっという間に読めてしまいます。
あと、笑えるので人前で読むのは危険です!
作者は人間観察力がすごくて変態を見つけるのが上手なのかなと思います。そして変態さんたちは作者の周りに集まってくるのでしょうか…
特に、『漫☆画太郎先生の思い出』のエピソードは印象に残っています。
漫☆画太郎先生の私生活は衝撃的でした。裸で畳の上で大小をもらすおばあさんの周りで猫が走り回り、そんなカオスな状態の中で漫画を描いている先生の様子が描かれており驚きました。有名な漫画家さんってもっと良い条件で描いているイメージがああり(先生は特殊だと思いますが)、こんな状況でも淡々とお仕事をこなす先生…いろんな意味ですごいです。
他にもホモの集まるハッテン場(こちらのお話もかなり衝撃的でした)や、有名な漫画家さんたちとの濃いエピソードなど変態エピソードが盛りだくさんです。
正直好き嫌いは分かれる作品だと思いますが、私はこういった何も考えずサクっと読めて笑える本作品はもちろん清野さんの本全般大好きです!