東京都北区赤羽以外の話

東京都北区赤羽以外の話

『東京都北区赤羽以外の話』(とうきょうときたくあかばねいがいのはなし)とは、清野とおるによるエッセイ漫画。月刊少年シリウス別冊『ネメシス』に掲載された『人間バンザイ!!』を中心に、大幅な加筆修正や書き下ろし作品、幻のデビュー作『アニキの季節』などを加えて単行本化した作品で、2012年に講談社から発売された。局地的な人気を集めた『東京都北区赤羽』で、東京都北区赤羽に暮らす個性豊かな人々との交流を描いてきた清野が、本作では赤羽の外へと活動範囲を広げ、友人、漫画家仲間、奇人変人、さらには自身が遭遇した数々の珍体験を題材にしたエピソードを描いている。タイトル通り「赤羽以外」の人物や出来事を中心に据えながらも、一般的な日常から大きく外れた人間や出来事に強く惹かれる清野ならではの視点は健在であり、ルポルタージュ、私小説的なエッセイ、ギャグ漫画を融合させた独特の作風が展開される。収録内容は大きく「友人編」「変人編」「珍体験編」「漫☆画太郎先生編」に分けられており、漫画家・押切蓮介との長年にわたる交流をはじめ、ライター・能町みね子との出会いや、漫画家の漫☆画太郎との交流など、清野とおる自身の交友関係を題材としたエピソードを収録。また、「池袋のチンチンおじさん」や、さまざまな人物との出会いを描いた作品など、清野が強い関心を寄せる「普通ではない人々」との遭遇も重要な題材となっている。さらに「珍体験編」では、自身の体験をもとにした「初めてのハッテン場」「初めての死体」など、タイトルからして尋常ではないエピソードも収録。好奇心や取材精神に突き動かされるように、普通なら積極的には近づかないような場所や人物の懐へ入り込み、その独特な世界を当事者の目線と外部からの観察者の目線の双方で描き出している。奇人との交流をユーモラスに描きながらも、ときに人間の孤独や不器用さ、社会の片隅で生きる人々の姿が浮かび上がることも特徴となっている。

chisa410j9のレビュー・評価・感想

東京都北区赤羽以外の話
8

笑える作者の実体験エピソード集

作者はあの壇蜜さんとご結婚された方で、作者の実体験をもとに構成されたエッセイコミックになります。とても読みやすくおもしろく、そして若干引きつつ…あっという間に読めてしまいます。
あと、笑えるので人前で読むのは危険です!
作者は人間観察力がすごくて変態を見つけるのが上手なのかなと思います。そして変態さんたちは作者の周りに集まってくるのでしょうか…
特に、『漫☆画太郎先生の思い出』のエピソードは印象に残っています。
漫☆画太郎先生の私生活は衝撃的でした。裸で畳の上で大小をもらすおばあさんの周りで猫が走り回り、そんなカオスな状態の中で漫画を描いている先生の様子が描かれており驚きました。有名な漫画家さんってもっと良い条件で描いているイメージがああり(先生は特殊だと思いますが)、こんな状況でも淡々とお仕事をこなす先生…いろんな意味ですごいです。
他にもホモの集まるハッテン場(こちらのお話もかなり衝撃的でした)や、有名な漫画家さんたちとの濃いエピソードなど変態エピソードが盛りだくさんです。
正直好き嫌いは分かれる作品だと思いますが、私はこういった何も考えずサクっと読めて笑える本作品はもちろん清野さんの本全般大好きです!