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avengel4のレビュー・評価・感想

プラダを着た悪魔 / The Devil Wears Prada
10

ぜひ見てほしい映画「プラダを着た悪魔」

皆さんにとって、勇気ややる気を与えてくれる映画はありますか?
私は誰かに好きな映画はあるかと聞かれたら迷わず「プラダを着た悪魔」と答えます。

まずこの映画では人の強さをたくさん感じることができます。
内容としてはファッション編集部に配属された女性が上司に振り回されながらも成長していく話です。
劇中何度も心を砕かれそうになり、逃げ出しそうになったり、同僚を頼ったりします。見ていると、自分もこんな経験したことやこんな気持ちになったことがあると共感することがあるはずです。
でもこの映画の主人公は逃げません。それは負けたくないからなのか、一体どんな気持ちでいるのかと気になってしまいます。そういったことを考えながら見るとより深く楽しめるのではないでしょうか!
そして劇中で注目してほしいことの一つに名言が多いことがあります。
「この仕事をこなせるのは私しかいない」は私の好きな名言の一つです。
この言葉は主人公を振り回している上司の言葉です。これだけでもだいぶ自信家の人だなと思いますよね。でもそれだけ自分のしていることに自信がありプライドがあると読み解けます。
こういった言葉がこの映画には多数存在します。
ぜひ何度も見て自分の中で素敵だなとか心に留まった言葉などがあればいいなと思います!

そうしそうあい
10

甘酸っぱい恋と拗れた青春の物語

りべるむ著『そうしそうあい』は2021年5月時点で11巻まで、KADOKAWAメディアファクトリーより発売されている青春恋愛漫画です。

物語は、金髪頭のヤンキーそうしと黒髪長髪真面目な優等生めぐみがお互いに惹かれあい、相思相愛になるところからスタートします。

えっ? と思いました? この物語は主人公カップルである正反対な二人が付き合うところからスタートするのです。

金髪ヤンキーと黒髪優等生では、これまで歩んできた人生も持っている学歴も、今付き合っている友達も、何もかも違います。

そうしのことが好きな、めぐみとは正反対なヤンキーの女の子からはライバル宣言をされたり……。

学年主任の先生からはめぐみは絡まれているんじゃないかと呼び出しをされたり……。

それでも二人の愛は深まります。

「世界が違うのは事実だよ。
だから俺たち、付き合ってるんでしょ」

仲のいいそうしとめぐみのカップルにだんだんと周りも理解を示し、一緒に遊ぶ仲良しグループが出来ていきます。

先に出てきたライバル宣言をしたヤンキーの女の子みき。

中学生の頃からめぐみを見守っていた優等生で、今ではすっかりみきのお気に入りの男の子橘。

そうしからめぐみを取りにきたが二人の愛にしっかり負けてしまったロン。

ともに頭を抱えて勉強をしたり、服装点検をその場しのぎで乗り越えるために揃って黒髪にしたり……。

物語が進む事に増えていく仲間達の関係性の変化や魅力、青春イベントもたまりません。

しかし、そのほんわか暖かい話で終わらせてくれないのがりべるむ先生。

めぐみが中学生の頃にいじめを受けていたり、
そうしの「もっとヤンチャしていたときからのよくない関係性のお友達」が手を出してきていたり、

痴漢被害、毒親からの逃亡、想定していなかった妊娠……。明るい髪色の彼らの裏にある少し暗い部分が、一人一人のキャラクターの魅力をまた引き立たせます。

『そうしそうあい』は
・pixivコミックストア
・Renta!
・コミックシーモア
各種サイトで読むことができます。

紙媒体としては、KADOKAWA メディアワークスから発売されています。

両想いでムズムズするほどのキュンが詰まっているのに、どこか切ない。

最強の好き同士がおくる甘酸っぱい恋と拗れた青春の物語、ぜひ読んで見てください!

ベルリン・アレクサンダー広場
8

鬼才映画監督ファスビンダーが仕上げた絢爛たる映像詩『ベルリン・アレクサンダー広場』

『ベルリン・アレクサンダー広場』は1980年に西ドイツで放映された、全14部構成の犯罪ミニシリースのテレビ映画です。
1920年代のベルリンを舞台にして、ライナー・ヴェルナー・ファスビンダーが監督しました。
原作はアルフレート・デブリーンが1929年に発表した同名の小説です。
出演はギュンター・ランプレヒト、ハナ・シギュラ、バーバラ・スコワ、エリザベス・トリセナー、ゴットフリート・ジョン。
シリーズ全体で15時間に及ぶ大作です。1983年には本作が米国でTeleCultureによって劇場版として公開されました。
2話か3話が部分的に一晩づつ公開されています。
カルト的なファン層が誕生し、VHS版が公開され、さらにPBSでテレビ放映されています。
1985年には英国のチャンネル4で放映されました。
『ベルリン・アレクサンダー広場』は西ドイツ放送、バヴァリア映画社、イタリアのRAIネットワークの共同製作で、製作作業にはバヴァリア映画社でほぼ1年を費やしました。
ファスビンダーはテレビ版完成後に劇場で上映するための「パラレル」映画も製作することを夢想していました。
彼が思い描いたキャストにはジェラルド・デパルデューをフランツに、イザベル・アジャーニをミーツェに模しています。
本作は多くの著名な映画作家批評家に衝撃を与えています。
スーザン・ソンタグは1983年9月の『ヴァニティフェア』誌に賞賛の記事を寄せています。
映画監督のマイケル・マンやフランシス・フォード・コッポラは本作からの影響を自らの作品に「引用」しています。