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ataru_nagai188c3のレビュー・評価・感想

隣の席の、五十嵐くん。
8

学生時代の恋心を思い出しませんか?

地味子とイケメンという王道の恋愛模様をゆるやかに描く、学園ラブストーリー。ひなたによって「エブリスタ」で公開された小説が人気を博し、瞳ちごによりコミカライズされた作品です。

クラスの隅でおとなしく過ごす今井椿は、新学期のクラス分けで水泳部のエース、五十嵐くんと隣の席になる。五十嵐くんは背の高いイケメンで、自分の意見をはっきりと述べることのできるスクールカースト上位。
片や椿は派手な人たちが苦手で、椿の席を占領している男子に対し「どいて」のひと言も言えないおとなしく弱気な子。2人はじゃんけんに負けて学級委員となるところから、接点が持てなかった2人に交流がうまれ、椿は五十嵐くんのもつ凛とした強さにどんどん惹かれていく。

序盤はよくある設定と思いつつも、椿が自分に自信が持てない様子が丁寧に描かれています。他人を気にする椿は「私のことなんて誰も気にも留めないよね」と考えつつも、気にしすぎる自分を変えたい気持ちを抱えています。
そんな中「他人なんてどうでもいい」といった感性の持ち主の五十嵐くんが現れて、価値観がどんどん変わっていきます。
それは五十嵐くんも一緒。始めは「隣の席の今井さん」だったのが、彼女のやさしさと穏やかさに段々惹かれていくのです。告白シーンは「え、やっぱり?」と思いつつも、「いつの間に!」と、つい読み返してしまうくらい。

付き合ってからはお互いの価値観や性格の違いからズレが生じるのですが、お互い真摯に向き合いそのずれを補正する姿には心がきゅっとなります。
学生時代のあの淡い恋心を思い出しながら読んでみると、あの頃の記憶が鮮明に思い出せるような作品です。

Free! / フリー(アニメ) / ハイ☆スピード!
9

アニメ『Free!』シリーズを一挙ご紹介!

「俺はフリーしか泳がない」。今回紹介するアニメは『Free!』シリーズ。この作品は友情、仲間との絆の物語だ。
主人公、七瀬遙は水を愛し泳ぐことが好きなカリスマ性を持ち合わせた、いわゆる天才。フリーで泳ぐことにこだわり、タイムや勝負事にはあまり興味を持たない性格。一見、冷たそうに見えるが共に泳ぐ仲間である橘真琴、葉月渚、竜ヶ崎怜、松岡凛に対しては心を開いている。フリーしか泳がないと宣言していた遙だったが、仲間と泳ぐリレーを通じて、遙は仲間の意味を知っていく。

遙、真琴、渚、凛の4人は小学生の頃、同じスイミングクラブに通っていた。しかし、卒業前の最後の大会で優勝したのち、別々の道を歩んでいた。

そんなある時、かつて通っていたスイミングクラブの取り壊しの知らせが。高校生になった遙、真琴、渚の3人は懐かしの場所を訪れる。そこに姿を表したのはかつてのチームメイト凛だった。海外留学から帰ってきた凛と遙は勝負を通して、互いを高めあっていくのだった。
第1期では、同じ岩鳶高校に通う遙、真琴、渚は怜を誘って水泳部を設立。凛が所属する鮫柄高校と、熱い戦いを繰り広げる。水泳という競技を通して仲間との絆を描いている。
第2期では高校3年生になり、進路に悩む姿や夢についてが、第3期では一人ひとりが夢に向かって進んでいく姿が描かれた。
遙と凛は世界を目指すことを決め、ライバルとして切磋琢磨していく。

2022年に公開された『劇場版 Free!-the Final Stroke-』後編にて七瀬遥の物語は完結する。
「十で神童、十五で天才、二十歳過ぎればただの人」。高校時代から天才だと言われ続けてきた遙だったが、世界を舞台に戦ううちに、何のために泳ぐのか、答えが見つからずスランプに陥ってしまう。
もがき苦しむ遙だったが、仲間とのリレーで泳ぐことの意味、大切なことが何なのか答えを見つけた。

泳ぐことが好きで水を愛し、水に愛された少年は、かけがえのない仲間たちと出会い、見たことのない景色を見るために泳ぎ続ける。『Free!』シリーズは仲間の絆と青春の物語であった。

サカナクション / Sakanaction
10

とどまることを知らない、進化し続けるバンド

サカナクションは、2005年に北海道札幌市で結成された男女5人で構成されたロックバンド。メンバーは山口一郎(Vo、G)、岩寺基晴(G)、江島啓一(Dr)、岡崎英美(Key)、草刈愛美(B)。バンド名は「魚」と「アクション」の単語を組み合わせた造語で、山口一郎の趣味である魚釣りからインスピレーションを受けたと言われている。高校の同級生である山口・岩寺で結成され、2005年に「サカナクション」に改称。翌年、草刈、岡崎、江島がサポートメンバーとして参加し、その後正式加入する。2007年、アルバム『GO TO THE FUTURE』をリリースし、メジャーデビュー。2009年、アルバム『シンシロ』はオリコンチャートにて初のトップ10入りを果たす。2010年、シングル『アルクアラウンド』、アルバム『kikUUiki』で、両作ともオリコンチャートで初登場3位を記録。10月には初の日本武道館でのライブを開催した。2015年リリースされた『僕と花』では、フジテレビ系ドラマ主題歌として起用。メンバーの出産のため、一活動を休止していたが、復帰後の同年7月にはサカナクション主催のオーガナイズ・パーティ『NIGHT FISHING』を開催。その理念を発展させるため、株式会社NFを設立。2019年6月には、約6年ぶりとなるオリジナルアルバム『834.194』をリリースし、6.1chサラウンドシステムを導入したライブツアーを実施するなど、実験的で刺激的な音楽活動を精力的に続けている。