I_Yoshida0@I_Yoshida0

I_Yoshida0
I_Yoshida0
@I_Yoshida0
3 Articles
3 Reviews
0 Contributions
0 Likes
I_Yoshida0

I_Yoshida0のレビュー・評価・感想

BUMP OF CHICKEN / バンプ・オブ・チキン
8

『エンターテイメントの支え合い』なないろ

2021年5月17日配信、ミュージックビデオ公開。
12月22日CDパッケージ発売。BUMP OFCHICKENとして16枚目の配信、CDパッケージとしては27作目の作品。NHK連続テレビ小説『おかえりモネ』の主題歌である。配信、CD共にジャケットは青い空の上の雲が虹色に『なないろ』に染まっているように見える。歌詞の中には天気や人間の力ではどうにもならない自然、それが時には災害になることを連想されるが、人間にしかできない力はたくさん、七色なないろ以上あるということをリスナーに伝えているように、まるで大人が子どもに語りかけているように感じる箇所もある。「未来は明るいよ。」と。

タイアップの『おかえりモネ』は東日本大震災が題材だ。震災が起きたことで主人公の周りの家族や友人達が傷ついてきたことは自分が負わせてしまったのではないか、自分の傷など比べ物にはならないのではないかと今までの連続テレビ小説とは少し異なる自分の大切な人を心の底から知り心を寄せ、自分の抱えられない思いを我慢しながら大切な人たちの傍にいるという難しい役所であったと感じる。そんな主人公モネに対する応援歌のようにも感じた。
モネの周りにも一人一人色濃い力強い家族仲間がいるというメッセージも曲を聴きながら感じた。
タイアップというものはとても難しいものであり、BUMP OF CHICKENの曲としてリスナーに向けて歌うこと、ドラマのストーリーに合わせる二つ成り立たせないとならない。今回はドラマの主人公に対して送った応援歌三つ成り立たせていたように感じる。
劇中には吹奏楽に関する物語も入っている。
曲中の間奏の管楽器がとても美しい。
第72回紅白歌合戦ではおかえりモネの最後のシーン気仙沼の海を舞台にBUMPOFCHICKENがおかえりモネの出演者と共演した。
人間にはどうにもならないことも人間の心にしかつかない傷もいつか必ず明るい色、それぞれの綺麗な色に変わっていく。それは仲間と共に染まっていく。
何の皮肉か分からないがちょうどコロナ禍にあった時の作品でありおかえりモネもその際の放映だ。
エンターテイメントも困難であるコロナ禍の中での支え合いのようにも感じた。

名探偵コナン 水平線上の陰謀
10

コナンがまさかの推理を外す!?小五郎が珍しく大活躍!

15年前、貨物船の第一八代丸が沈没し、沖田船長と三等航海士の2人が死亡した。
そして半月前、八代造船の船舶設計士・八代英人が崖下に転落して死亡した。
豪華客船「アフロディーテ号」航海に招待されたコナン達一行。船の上でかくれんぼをすることに。
しかしかくれんぼ中に園子が何者かに監禁されてしまう。
コナンの名推理により園子は無事に助け出されたが、八代造船の社長・八代貴江が何者かに刺殺され、会長の八代延太郎も行方不明となってしまう。
警察も到着し、船内を操作するが延太郎は見つからない。
まもなく、延太郎の遺体が海で発見された。
コナンは阿笠博士の声を使い、日下が犯人だと推理し追い詰める。
しかし、日下は爆弾を爆発させ、その混乱に乗じて逃走してしまう。
少年探偵団の追跡により日下を捕まえたが、船内で次々と爆弾が爆発し、船は沈む危機に。
さらに真犯人は別にいたのだ。真犯人を突き止めたのは、いつもへっぽこな迷推理を披露する毛利小五郎だった。
警察にもコナンにも秘密で、独自の捜査により真犯人を突き止め追い詰めた。
真犯人を突き止めたが、またしても問題が。
蘭が行方不明であることが発覚したのだ。
なんと蘭は沈没寸前の船の倉庫に閉じ込められていたのだ。
果たしてコナンは蘭を見つけることが出来るのか?豪華客船での海上ミステリーが、今始まる。

闇金ウシジマくん
8

社会勉強になる

『闇金ウシジマくん』は、タイトルの通り闇金に関する作品です。この作品では、どこからもお金を借りることが出来なくなった債務者だけではなく、ホストやキャバ嬢、ヤクザや半グレなど、普通に生活していたら接することが無いような人物が多く登場します。とても刺激のある作品になっていて、普段あまり裏社会に関わるような作品や暗い雰囲気の作品に触れていない人にとっては、今まで感じたことのない気持ちになることが出来る内容になっています。
しかし、この作品はそれだけではありません。社会勉強にもなるのです。それは、債務者のようになってはいけないということです。債務者は特殊な人ではなく、サラリーマンや主婦、フリーターなど、世の中に多くいる人たちなのです。「もしかしたら自分もこの作品に登場する債務者みたいになってしまうかもしれない」という気持ちにさせられます。そうならないために、「お金のことについて勉強したり、世の中の仕組みについて学ばなければならないな」と何度も思いました。
この作品は色々な世代の人が読むべき作品だと思いました。まだ働いていない学生はもちろんですが、社会人や退職した人など、お金を借りることになる可能性が少しでもある人は、そうならないためにも読んでおいた方がいいと思います。