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8eyuina_matsudaのレビュー・評価・感想

Ava Max
10

アーティスト

TikTokでずっと前にあった曲で、最初はピンとこなかったがまた改めて聞いたときにこの曲いいなと思った。他の曲も聞いてみたがすごく響く曲で、アーティスト自身もすごく美しいのでとてもすごかった。

このアーティストの他にもいろんな曲を聞くのだが、ビートがとても刻まれてたりバラード調で聞いて落ち着くことが多い。アーティストや曲は映画やドラマと違いネタバレなどがないので、「他人に対してどうして見ていないのにネタバレをするのだ!」ということがないので安心して聞ける。
むしろ音楽だと他の人と共有ができるので、新たにいい曲を知ることもできる。友達や家族、ネット友達と音楽を共有することで更に仲良くなるし、自分が知らなかった音楽を新たに知ることができるので、とてもいいなと思った。

曲だけでなくミュージックビデオも邦楽と比べたら壮大なことも多いので、ずっと見ていられる。やはり音楽はストレスフリーにするだけではなく、友達作りの一つにもなると私は思う。好きな音楽のジャンルが相手と同じだと話が盛り上がるし、たとえ違っても「どんな音楽が好きなのか」という話もできるので、私はいいなと思った。
これからも音楽がきっかけで友達作りが出来たらいいなと思う。

サマーフィルムにのって
9

『サマーフィルムにのって』青春キラキラムービーと一線を画す魅力

『サマーフィルムにのって』は、ただの青春キラキラムービーではない。時代劇の映画作りに燃える高校生の映画かと思いきや、SF要素や恋愛要素もある、要素てんこ盛り映画である。しかし鑑賞後はかつての青春に戻ったかのような、熱い感情で胸が満たされること間違いなし。全ての要素を決して雑に扱うことなく、きちんと描き切るために、不要な要素は徹底的に排除されている。主人公のハダシをはじめ、登場人物の家庭環境など、バックグラウンドは一切描かれない。親はどんな人なのか、兄弟姉妹はいるのかすら分からない。登場人物は勉強ができるのか、運動は上手なのか、高校卒業後の進路はどうするのかなど、青春映画にはつきものである学業についての言及も一切ない。しかしそのような要素は、映画作りに青春をかける高校生を描くこの映画には、一切不要なのである。
さらにミュージックビデオの監督を多数務めてきた松本荘史監督ならではの、テンポの良い編集もこの映画の魅力である。たとえば、主人公が映画部の部室で、映画を編集しているシーンを数日分重ねていくところがある。そんな普通のシーンでも、松本監督ならではの音楽を使った演出により、とても魅力的なシーンになっている。劇中では、未来の世界では、映画は存在しないセリフもある。しかし最後の1分まで観客の集中を切らさせない、映画をなくさせない、という製作者側の覚悟が伝わってくるテンポの良さだ。
映画が封切りになった途端、オンライン上ではネタバレ記事が多数作られ、YouTube上ではファスト映画が公開される。公開から数ヶ月経てば、多くの映画はオンライン配信される。そんな時代に映画館に映画を見にいく理由とは、何なのか。この問いに回答するのは容易ではない。しかし『サマーフィルムにのって』は、作り手目線の傲慢さを押し付けることなく、時代と共に変わりゆく観る側の感覚に寄り添いながらも、作り手としての目線から映画の楽しさ・美しさを描き切った秀作である。