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7myomogiseo12のレビュー・評価・感想

最後まで行く
8

全力疾走で駆け抜けるスリルなアクション映画!

この映画は、手に汗握る展開が多く、アクションや人物描写が魅力的な作品です。

そのため、 「緊張感のある展開が好きな方」「アクションが好きな方」「人物描写が好きな方」の3点に当てはまる方にオススメの作品です!

岡田准一演じる主人公の工藤は、汚職を働いたことがある刑事であり、道徳からは外れた行動が多い人物です。映画の冒頭において、ある交通事故を起こした事により、加速度的に物語が進んでいきます。

物事が解決したと思ったら新たな危機に直面し、それを何とか乗り切ると、また新たな局面に突入する。これの繰り返しなので、とにかく、ハラハラドキドキが止まりません!

それに加えて、カーアクションなど迫力のあるシーンも多いので、そのような映画が好きな人は映画館で観るのが良いでしょう。

この映画の秀逸な所は、途中からもう1人の主人公ポジションである、綾野剛演じる矢崎が主観になるシーンを挟んでおり、工藤と矢崎のそれぞれの立場で映画を楽しめる所です。

映画の中盤で矢崎が工藤に対してかなり乱暴に振る舞うシーンがあります。正直、このシーンで工藤に同情する人は多いと思います。ですが、矢崎が主観のシーンに切り替わった後、立場や境遇を理解すると、「そりゃキレたくなるわ笑」と、今度は矢崎目線で考える人が多くなると思います。

このような登場人物の対比による人物描写や、最後まで途切れない緊張感から、アクションが好きな人にはたまらない作品となっていますので、是非ご視聴ください!

鬼束ちひろ / Chihiro Onitsuka / ゴッチャイ
9

一緒に堕ちていってくれる珍しい歌手

鬼束ちひろさんはドラマ「TRICK」で有名な「月光」や、「流星群」などで一躍有名になった方です。

鬼束さんの素晴らしいところは切なさを忠実に感じさせる「声」と「歌詞」です。
鬼束さんの書く歌詞は独特な世界観なはずなのに、なぜかとても共感してしまう。「こういう思いを抱いていてもいいんだ」と思わせてくれる世界を書き、それを見事に声で表現しているんですね。その歌詞の一例をご覧ください。
「残酷に続いてくこの路で例えば私が宝石になったらその手で炎の中に投げて」
これは「眩暈」という歌詞の一部分なのですが、嫌でも続いていく人生という路で私を大事だと思うようになったならあなたから絶望へ捨ててほしいというような歌詞です。(私の勝手な考察ですが)。
この後の歌詞に関わってくる部分なのでこれ以上は控えますが、これだけでも鬼束さんの独特な世界観という部分は少し分かっていただけたかと思います。
鬼束さんはこのような歌詞をどの曲でも使い、他にはない世界を出すとともに、自分と同じ暗いところまで堕ちて来てくれているというのを声と歌詞で伝えていく、そんな珍しい方です。

いかがだったでしょうか?鬼束さんの手掛けた曲はどれを聴いても外れがないようなものばかりなので、興味を持っていただけたら是非1曲聞いてみてください。