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5vkurobonx1のレビュー・評価・感想

咲-Saki-
10

麻雀の興奮と友情の絆を描く青春ドラマ

「咲-saki-」は麻雀を題材にした少女たちの成長と友情を描いた漫画であり、アニメ化もされた人気作品です。単なる麻雀漫画にとどまらず、登場するキャラクターたちの個性と彼女たちの関係性に焦点を当てて描かれているのが、この作品の魅力。

物語の主人公、宮永咲は幼いころに家族との麻雀で辛い経験をしたため、麻雀を避けていました。しかし、高校入学を機に、麻雀部に誘われることで再び麻雀の世界へと足を踏み入れます。咲の麻雀に対する情熱、そして彼女を取り巻く仲間たちとの関係が、物語の中心となっていきます。

この作品の特徴は麻雀のルールや戦略を詳細に描きながらも、超能力のようなファンタジー要素を加えることで、通常の麻雀漫画にはない独特の魅力を持っている点です。例えば、キャラクターには特殊な能力があり、それが試合の展開に大きく影響を与えます。これにより、麻雀のシーンは非常にドラマチックで緊張感溢れるものとなっています。

また、キャラクターたちの個性や背景も丁寧に描かれており、彼女たちの過去や内面が明らかになるにつれて、読者はキャラクターたちに深い感情移入をすることが可能。友情、競争、そして成長の物語としても非常に優れており、麻雀のシーンだけでなく、日常のエピソードにも心温まる場面が多く見受けられます。

「咲-saki-」は麻雀というゲームを通じて、友情、競争、そして自己成長といった青春の要素を巧みに織り交ぜた作品。登場人物たちの心情の変化や成長の過程が感動を呼び、読者を物語の世界へと引き込みます。麻雀を知らない人でも楽しめる内容であり、キャラクターたちの魅力が強く、青春ドラマとしての要素も充実しているため、幅広い層の読者におすすめです。

ハズレポーションが醤油だったので料理することにしました
7

ほかとは違う「俺TUEEE」作品

コミック版のみ読了しました。全5巻なので気になったら全巻購入して一気に最後まで読めるのがいいです。いわゆる「なろう系小説」の派生作品で、現代日本人がい世界に行ったら、とんでもない能力を発揮してしまう「異世界転生モノ」のジャンルになります。そういった内容の似通った作品が乱立しているため、あまりこのジャンルは好んでは読まなかったのですが、なんとなく読み始めました。異世界に行ったら急に剣の才能が発揮されたり、最強の魔法がじゃんじゃん使えたりというような使い古されたネタと展開ではなく、日本人の専業主婦が異世界ではもはやゴミとされている「ハズレポーション」の秘密に気づき、先頭に役立つ料理を率先して作っていくという新たな切り口のストーリーが大変気に入りました。「冒険者たちがゴミだと思っていたハズレポーションを調味料として活用して料理で無双する」という、昨今の日本で軽視されがちな専業主婦にスポットが当たっていて、個人的にとても嬉しい作品でした。主人公が「異世界の事なんて何もわからないから、強い冒険者に守られてるだけの少女漫画的ヒロイン」でなく、なにか役に立たないと!とガンガン料理を駆使して前に出ていくのも高ポイントでした。ただ、魔法石に命令をする時の文言が現代の言葉でも普通に通じてしまい、しかも失敗がないという「ご都合主義」展開は「やっぱりなろう小説原作だなー」という感じでした。