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5timagacoのレビュー・評価・感想

天使と悪魔
8

前のよりおもしろい

ラングドン教授シリーズは長いのが欠点で、これも長いは長いのですが、前半が結構派手な犯罪シーンなので、前作よりはメリハリがあって面白いです。枢機卿が殺される場所を探すのもミステリーぽいし、枢機卿を四つの自然原子になぞらえて殺すというのも怖くてドキドキしました。出てくる刑事さんもみなさん、なかなか渋く、ラングドンと図書室に閉じ込められる人とか、小さい役ですけど、個性的で好きでした。そして、なんといってもカメルレンゴ役のユアン・マクレガーがいいです。もう歳ですけど、顔の印象のせいか、神に仕える青年に見えます。神を信じている、真面目な感じもいいし、神を信じるあまりなのか、どこか上に行きたいという野望があったからなのか、暴走してしまうところも、怖くていいです。カメルレンゴの真実が明らかになるところから、彼の最期までのところは何度も見てしまいました。そして映画の最後にあたらしい教皇のいう言葉には、なるほどなと感嘆しました。これが、この映画の言いたいことだったら、わたしは共感します。わたしはキリスト教徒ではないし、わからないところもありますが、なかなか考えさせられる話だったと思います。また、映画としても、前よりドタバタもあって、キリスト教を知らなくても楽しめるものだと思いました。

トイ・ストーリー4 / Toy Story 4
4

賛否分かれるラスト

大人気トイストーリーシリーズの最後の話として公開されたトイストーリー4。
完璧なラストと賞賛されたトイストーリー3から9年。
3のラストでアンディからおもちゃ達を譲り受けたボニー。
幸せになってるかと思いきや、何故かウッディはボニーに遊んでもらえなくなっていました。
シリーズ1のアンディがバズに心移りし、遊んでもらえなくなり嫉妬に狂うウッディを思い出しますが、4ではウッディも成長しているのかあの頃と反応が違います。
ボニーの手作りのフォーキーを必死で子守する姿がその違いを顕著に表しています。
そして、ウッディよりも変化を遂げていたのがボー・ピープ。
可憐な少女だったのに、彼女も色々あったんでしょう。強い女性に変化。
ディズニー映画は最近特に強い女性が増えましたね。
そしてこの再会によりウッディに変化が。

シリーズ通してウッディは「おもちゃである事」「仲間は一緒にいなきゃダメだ」と言ってきました。

その気持ちに私は感動し、おもちゃに対しての気持ちに変化が生まれ
思入れの強い映画の一つとなりました。

でも、4ではそれが覆されます。
最高の相棒であるバズや仲間と意外とあっさりと別れて
おもちゃという役割からウッディは降ります。
衝撃でした。
この結末が賛否両論を巻き起こしているわけですが

シリーズ通して、おもちゃの大切さ、仲間の大切さを学んできた人達からは信じられない事でしょう

もう一方で、役割から脱し自分の人生を生きる決断をしたまるで人間のようなウッディに称賛を送る人もいるでしょう

今までのシリーズを覆す結末を用意したスタッフの心臓は強いですね。。

私的には素晴らしい作品だとは思いますが、
トイストーリーシリーズのラストではやって欲しくなかったと思いました。
アンディとのラストは何だったのか?
今までの話は何だったのか?
今までの過去のシリーズを観るときに複雑な気持ちになってしまうので、4はスピンオフというか違うトイストーリーの世界の話と思うことにしました。
あと、余談ですがジョン・ラセターが亡くなったことがエンドロールで判明。
シリーズのファンはきっと4を観ていて細かな所で「あれ?何かが違う」とそれぞれ感じたと思いますがその答えがジョン・ラセターの死去だったのかと。