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5oyama_yamaのレビュー・評価・感想

Apex Legends / エーペックスレジェンズ
8

日本で大人気のバトロワ系FPS「Apex Legends」について

2019年の2月9日にリリースされ、バトルロワイヤル系FPSとして人気を博したゲームです。
1チーム3人が協力して、20チームが下りるマップにて、一番最後までどのチームが生き残るかを競うゲームです。
他のバトルロワイヤルゲームと違い、「レジェンド」という18人のキャラクターから1名を選び、そのキャラで戦場を駆け巡る事となります。
この「レジェンド」には特殊能力があり、あるキャラは味方を守れるドーム型のバリアを張れたり、
また他のキャラでは空から広い範囲にミサイルを落とせるキャラもいます。
3人が異なるレジェンドを使う事により、チームごとの個性やハイクオリティな生存競争が行われます。
このレジェンドを使うシステムは画期的ですが、1~2ヶ月ごとに「パッチノート」というキャラや武器への調整が入ります。
これによって強い武器やレジェンドが変わってくるのですが、レジェンドの性能の格差等で、少し使うキャラが決まってくる点は改善されるべきだと考えています。
武器も基本はどの武器でも勝てるような仕様にはなっていますが、調整によって特定の武器が突出的に強くなるので、試合中はその武器の銃声しか聞こえない…。
なんて事もザラにあります。
少し調整によって上記のような問題は発生していますが、日本のソーシャルゲームのように、「Bay to Win」
即ち、どれだけそのゲームにお金をつぎ込めるかによって勝ち負けが決まる事は無く、プレイヤー自身の実力が大事になるゲームという点は、
公平性に優れており、是非一度はプレイする事をお勧めするゲームタイトルです。

STAND BY ME ドラえもん2
5

さようなら山崎泣きアニメ

2014年に興行83.8億円の大ヒットとなり、日本中を感動の涙で溢れさせた初のフルCGドラえもん映画『STAND BY ME ドラえもん』。
誕生50年のアニバーサリーだった昨年のビッグ・プロジェクトの目玉の一つとして、待望の続編。
原作漫画から厳選された名エピソードで構成された前作だったが、今回も。しかも、ファンならお馴染みの神回・感涙・名エピソード中の名エピソード『おばあちゃんの思い出』がベース。
その『おばあちゃんの思い出』や『ぼくの生まれた日』他、前作でもチョイスされた『のび太の結婚前夜』の後日談オリジナル・ストーリーで構成。
もはや鉄壁!
大ヒットと“ドラ泣き”よ、もう一度…!

…ア、アレ!?
今回興行が1/3まで落ち込んで、観た人からもかなり厳しい声が…。
どうした、ドラ泣き!? コロナか、“鬼退治”か…?
いや、原因は見てたら分かってきた。

物語の始まりの『おばあちゃんの思い出』は、やはりいい。いつ見ても温かく感動させられる。
おばあちゃんがのび太に言った、「誰がのびちゃんの言う事を疑うもんですか」には今回も目頭熱くさせられた。
小学生姿を見たら欲が出ちゃって、お嫁さんも見たくなったおばあちゃん。
するとのび太は“約束”し、未来の世界へ。
しずかちゃんと結婚する未来の自分をおばあちゃんに見せようというのだ。
ところが!
式にいつまで待っても大人のび太が来ない。
のび太がタイムふろしきで大人になって代わりに結婚式に出たり、タイムマシンが無くなったりなどトラブルの末、ついに大人のび太を発見。偶然のび太たちの現代に居た。
しかし、何故…?
このまましずかちゃんと結婚していいのか…? すっかり自信を無くし…。
…って、こんなの原作漫画にあったっけ?
いや、ナシ。原作漫画ではのび太が現代に戻ってしずかちゃんに「今すぐ結婚して!」とギャグで締め括り。
これは本作だけの脚色。
後日談オリジナル・ストーリー…と先述したが、改変。悪く言えば、原作レ○プとも言える。

まず、何だかおばあちゃんがのび太に無理強いをしたように感じ取れた。そのくせ最後に、「あんなに泣き虫だったのびちゃんがこんなに頑張ってくれた事が一番嬉しいんだよ」みたいな事言って、考えによっちゃあ、事の発端はアナタですよ。嗚呼、あの優しかった“おばあちゃんの思い出”が…。

集中砲火されている本作でののび太のヘタレっぷり。
反論ナシ。
少年時代のいつもながらのダメダメっぷりもさることながら、今回殊更目に余るのは、大人のび太の酷さ。
のび太って、大好きなしずかちゃんの為ならどんな事でも頑張る。一生懸命になる。必死になる。
それなのに、式の直前で逃げ出すなんて、矛盾してないかい?
少年時代の自分との対談で、苦しい胸の内を吐き出したかと思いきや、少年時代の自分に皮肉言ったり、しずかちゃんは別の誰かと幸せになった方がいいと言ったり、でも別の誰かと結婚したしずかちゃんを見たくないと言ったり、イライラを通り越してストレスが溜まった。
前作で成長したように思えたが、また一からやり直し。
と言う事は、二番煎じ。

主犯は言うまでもなく、山崎貴。
序盤のひみつ道具や“魂”の伏線はなかなか巧み。
人気名エピソードを基に、現代、過去、未来が交錯。
現代ののび太と大人のび太の記憶が消えかかるなどのハラハラドキドキ。
悪くはない点も。
でも散々原作漫画を悪変しといて、最後はあざといくらいに泣かせにくる。
何かこの、『ドラえもん』を見てるのに『ドラえもん』じゃない違和感。
やっぱりこの映画、“ドラ泣き”じゃなく“山崎泣き”なんだね。泣かなかったけど。

実写では結構好きな山崎作品。
でも、クドい泣きアニメ映画はもう止めて欲しい。