4amaayamac70@4amaayamac70

4amaayamac70
4amaayamac70
@4amaayamac70
2 Articles
2 Reviews
0 Contributions
0 Likes
4amaayamac70

4amaayamac70のレビュー・評価・感想

鬼滅の刃 / Demon Slayer: Kimetsu no Yaiba
7

主人公とその仲間達は勿論、敵にもそれぞれ過去があり元は人間だったが悲惨な過去の境遇から逃れる為に鬼になったと分かる展開。

家族を殺し妹を半鬼にした鬼の親玉を倒そうと、鬼退治を生業とする政府公認の非公開組織に入り修行をこなし鬼退治の経験を積んでいきます、最近のアニメ主人公と違いひねくれた性格をしておらず、素直で優しく愛嬌のある主人公の人柄と、その一風変わった仲間達の触れ合いも見所です。
・ストーリーに対する面白さ
主人公とその仲間達は勿論、敵にもそれぞれ過去があり元は人間だったが悲惨な過去の境遇から逃れる為に鬼になったと分かる展開。
・面白かったシーン
舞台となる電車に乗り込んだ主人公達が、煉獄なる組織的に上の立場に当る人と会った際、煉獄さんが美味い!と連呼しながら駅弁をたらふく食べてる所、変な食に対する蘊蓄を並べたり嫌味たらしい批評を並べずただ美味い!と連呼する様はとても好感が持てました。
・原作との違いなど
煉獄さんが舞台となる電車に乗り込む前の組織の他の人との掛け合い等、煉獄さんの人気が高く本筋前の活躍がみられました。
・おすすめの回
6話、敵の術を破る為に主人公が幻覚の中で、自らの首を切り落とす、何度も何度も。
それが効果的な方法で、単なる幻覚であって実際に自害する訳では無いと分かっていても中々出来る事では無く、よほど精神力が無いと無理だろうと思いました。
そして、そこまでさせた相手を切り伏せた後で最後には情が出てしまう主人公が、甘いと思うと同時にそれがこの主人公の魅力であり、もし主人公が非情に徹しきる様になったら遠い所にいってしまった気分になるんだろうなと感じてしまうだろうなと思います。

蒼穹のファフナーシリーズ / Fafner in the Azure series
10

大河ドラマのように歴史のあるシリーズ

10年以上の年月かけて完結したまさに大河ドラマのようなシリーズ。ロボット物としての戦闘シーンや
メカニックなども勿論素晴らしいが、なんといっても人間ドラマが魅力的な物語。戦う理由、守りたいものなどそれぞれの思いがしっかりと描かれており、誰しも感情移入してしまう登場人物がいるのではないだろうか。特にパイロットである主人公たちだけにスポットが当たるのではなく、親などの周りの大人たちにもしっかりと作り込まれたストーリーがあるのが大きな魅力である。
シリーズが進むにつれ作中の月日も流れ、子供であった主人公たちも大人に成長し、過酷な経験を得てそれぞれが進む道を見つけていく。その中で考え方や目指す未来も形を変えていき、その過程を見守るのも感慨深い。
多くの登場人物が過酷な戦いの中で命を落としていくが、ただいなくなるのではなく、何かを残された人達に残して受け継がれていくのはシリーズ一貫して描かれているテーマではないだろうか。重いストーリーではあるがそこには悲しいだけでない救いがある。
かなりの大作なので気軽に見始めにくい点はあるかもしれないが、物語をすべて見終わったときの感動は十分に見る価値があるものであるといえる。