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3ehntcttmeのレビュー・評価・感想

狼の皮をかぶった羊姫
10

最高のケモミミ百合作品

数少ないケモミミと百合が合わさった作品です。
主な登場人物は羊の国のお姫様と狼の執事さん。誰にでも冷たい対応をすることで有名な羊姫が偶然助けてもらった執事さんに恋をする純愛ストーリーです。肉食系のお姫様と草食系な執事さんのやりとりがとても面白く、百合作品を読んだことのない人にもお勧めしやすいと思います。恋愛に不慣れな二人を周りの人たちがサポートしてお城の中や城下町をデートしていくなかで二人の仲が深まっていきます。最初は身分の違いから姫様を敬遠していた執事さんが姫様と過ごしていくことでだんだんと意識していく様がとても好きです。狼の特性として月を見ると本能が強くなり普段の立場が逆転するなどケモミミならではの要素もたくさんあります。
話が進むにつれて二人の過去が明らかになっていってお互いに寄り添いながら身分の違いを乗り越えていく様子に心打たれました。また、ほかの登場人物もよいキャラクターばかりです。とくに執事さんの同僚のキクとサカキは読者の中でもファンが多いです。活発なキクとツンデレなサカキの二人の恋も同時進行するので1ページも見逃せません。魅力的なキャラクターが登場し続けているので目が離せないです。

二流小説家 シリアリスト
5

原作はおもしろそう。

なんだか、2時間ドラマのような映画でした。
思った以上にラフに描かれているというか、映画っぽさがあまりなかったです。
原作は外国の小説だし、日本設定でやるのはちょっと無理があったのではないかなと思います。
凶悪みたいなはなしなんだけど、ちょっと武田真治では力不足ではないかと思います。
まあ、端正な顔立ちだし、女性ファンがたくさんできるってのには説得力がありました。
でも、やっぱ話としてはそんなにおもしろくなくて、母に捨てられたって話をしたところで、母が事件に関係してくるなってわかっちゃう感じです。
そして、誰が母なのかもなんとなくわかって、思った通りに進むという感じでした。
アクションとかもここは日本やでって思うし、あんまりうまく日本の話に移行できてないと思います。
ただ、最後の小説に書かれた前書きはすごくエモくて、どんな人でも話を深く聞いてると友達になっちゃうっていうか、そういうところあるよねと思いました。
もうちょっと設定を変えて、リアル路線で重い感じにしたら、もっとおもしろくなったと思います。
たぶん、小説で読むとすごくおもしろそうです。
映画はちょっと惜しい感じでしたが、いい小説を教えてもらったなと思いました。