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原作はおもしろそう。
なんだか、2時間ドラマのような映画でした。
思った以上にラフに描かれているというか、映画っぽさがあまりなかったです。
原作は外国の小説だし、日本設定でやるのはちょっと無理があったのではないかなと思います。
凶悪みたいなはなしなんだけど、ちょっと武田真治では力不足ではないかと思います。
まあ、端正な顔立ちだし、女性ファンがたくさんできるってのには説得力がありました。
でも、やっぱ話としてはそんなにおもしろくなくて、母に捨てられたって話をしたところで、母が事件に関係してくるなってわかっちゃう感じです。
そして、誰が母なのかもなんとなくわかって、思った通りに進むという感じでした。
アクションとかもここは日本やでって思うし、あんまりうまく日本の話に移行できてないと思います。
ただ、最後の小説に書かれた前書きはすごくエモくて、どんな人でも話を深く聞いてると友達になっちゃうっていうか、そういうところあるよねと思いました。
もうちょっと設定を変えて、リアル路線で重い感じにしたら、もっとおもしろくなったと思います。
たぶん、小説で読むとすごくおもしろそうです。
映画はちょっと惜しい感じでしたが、いい小説を教えてもらったなと思いました。