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2jkiyo06のレビュー・評価・感想

非情の罠 / Killer's Kiss
8

初期キューブリックの才能が従前に華開いた監督第2作『非情の罠』

『非情の罠』は1955年に公開された米国の暗黒映画で、監督はスタンリー・キューブリック、脚本はキューブリックとハワード・サックラー。本作はキューブリックの監督第2作目であり、第1作『恐怖と欲望』に引き続くものです。出演は、ジェイミー・スミス、アイリーン・ケイン、フランク・シルヴェラ。
映画はディヴィー・ゴードン(ジェイミー・スミス)という29歳のニューヨークのボクサーの経歴の終わりを扱っており、隣人のタクシー・ダンサーのグロリア・プライス(アイリーン・ケイン)と彼女の暴君的な雇い主ヴィンセント・ラパロ(フランク・シルヴェラ)との関係も描いています。
公開時には『ヴァライエティ』誌には早速映画評が掲載されました。それは「『ルック』誌の元写真家スタンリー・キューブリックは低予算で完成させた。『非情の罠』はキューブリックの監督デビュー以上のものである。彼は共同製作しただけでなく、監督・撮影・自身の脚本からの冒険譚の編集、独自の脚本の執筆までもやってのけた。キューブリックが好むローアングルのレンズはニューヨークの生活の裏側を捉えている。けばけばしいブロードウェイ、薄暗いアパートメント、マンハッタンのイーストサイドのロフト街を構成するモノクロのビルーキューブリックの描き出すこのような情景は、脚本の欠点を補ってあまりある」という意味深長な評価でした。

タテタカコ
7

世界中の音楽を取り入れつつも、自分の音楽として表現するミュージシャン「タテタカコ」

「タテタカコ」は日本の女性シンガーソングライターです。国立音楽大学出身です。
淡々とした歌い方を特徴としたミュージシャンで、それが最大の特徴として個性を発揮しています。
音楽大学出身ということだけあって、多くのジャンルの曲を知り尽くした人物といえます。
作るメロディー自体は、とてもシンプル。
映画『アルゼンチンババア』の主題歌となった、「ワスレナグサ」の原曲はアンデス民謡の「花祭り」。
日本の音楽だけではない音楽を取り入れたりと、幅の広い音楽性を持っています。
また、タイアップ曲は多く、映画『ミスミソウ』の主題歌、TVアニメの主題歌、TVCMソングに起用されたりと幅広い業界から評価されています。
沖縄県那覇市での慰霊の日コンサートに参加して、音楽によって平和をうったえるという力強い姿勢も見受けられます。
演奏スタイルは歌とピアノがほとんどです。そのために素朴なメロディーが合うのでしょう。
個性的な声を持ってもいるので、一度聴いたら忘れられない歌が多いです。
その一方でしっかりとした音楽教育を受けているので、メロディーを歌うこと、弾くことに対して不安定になることはありません。
ですが個性的な面が強いので、声、リズム、旋律について好き嫌いがわかれるでしょう。
そのことが強みでもあり、弱点でもあるミュージシャンです。
実際に聴いてみて、第一声から好みがわかれる歌手かもしれません。