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2dtanu3338のレビュー・評価・感想

ヴァイオレット・エヴァーガーデン / Violet Evergarden
10

涙無しでは見られません!最強の作画とストーリー

なんといっても京都アニメーションが織りなす、作画の綺麗さがとても印象に残ります。壮大なBGMも作画に負けないくらい煌びやかで心にスッと入ってきます。
軽く物語をお話します。
第一話、ヒロイン「ヴァイオレット」は戦争の武器として奴隷のように過ごしてきました。しかしある時、ヴァイオレットを拾い、1人の女性として大切に扱ってくれる大佐と出会います。その後も戦争に何度も駆り出されることになるのですが、戦争中、勝利間近のところで爆発に巻き込まれました。大切な大佐と別れ。必死に大佐を助けようと身体を削りながら大佐を引きずるヴァイオレット。建物が崩壊し、2人ともこのままだと危険だと悟った大佐は、別れ際に「愛してる」と。その言葉の意味が理解できないまま生き残ってしまうヴァイオレットの表情にはこみ上げてくるものがあります。

戦争が落ち着くと、ヴァイオレットはその後手紙を代筆する仕事に就くのですが、様々な人を通して少しづつ「愛してる」という意味がだんだん理解できるようになっていくストーリーはとてもエモーショナルです!愛する兄へ書く手紙、隣国の王子に綴る手紙、愛する娘へのお祝いの手紙。
ヴァイオレットが「愛」とは何かを探しながら、手紙だと伝えられる大切な感情に気づいていきます。
そんなとても感動できる作品です!涙無しでは見られないのでぜっっっっったいハンカチはお手元に!!!笑

北京の55日 / 55 Days at Peking
8

20世紀初頭、義和団事変下の動乱の北京を描いた人間ドラマ『北京の55日』

『北京の55日』は1963年公開のアメリカの歴史叙事映画で、中国で1899年から1901年にかけて発生した義和団事変時に北京の外国人居留区の包囲事件を題材にした作品です。
製作はアライドアーティストのサミュエル・ブロンストン、脚本はフィリップ・ヨーダンとバーナード・ゴードン。
クレジットされていない脚本協力者にはロバート・ハマー、ジュリアン・ハルヴィイ、ベン・バルツマンがいます。
ノエル・ゲルソンは1963年にサミュエル・エドワーズ名義で脚本をノベライズしました。
監督は当初はニコラス・レイでしたが、レイが病に倒れたため、ガイ・グリーンとアンドリュー・マートンが撮影の後半に携わりましたが後者の両名は作品にはクレジットされていません。
主演はチャールトン・ヘストン、エヴァ・ガードナー、デヴィッド・ニーヴン、助演はフローラ・ロブソン、ジョン・アイアランド、レオ・ゲン、ロバート・ヘルプマン、ハリー・アンドリュース、クルト・カズナー。
日本人映画監督の伊丹十三が「Ichizo Itami」とクレジットされて芝五郎大佐役で出演しています。
『北京の55日』はアライドアーティスト配給で1963年5月29日に公開されましたが、批評家による評価はいまひとつでした。
曰く、歴史的な考証が不十分であったこと、登場人物の性格の描きこみが甘かったことが災いしているそうです。
それでも、映画は監督、音楽、アクション場面、美術の面で賞賛されました。
製作費1000万ドルに対して1000万ドルの興収で、興行面でもパッとしませんでしたが、アカデミー賞2部門にノミネートされています。

エール!
8

明るい話だった。

耳が聞こえない家族の中で唯一耳の聞こえる女の子が主役の話です。彼女は歌の才能があるのですが、聞こえない家族はそれを信じられなくて、彼女の無茶な夢と思って反対するという話です。障害を扱っているけどコミカルで暗くなることなく描かれていて面白かったです。お父さんがこれは個性だと言っているけど、ほんとそう考えているんだろうなと思える明るい家族でした。そんな家族の絆がみてとれて、おもしろくほっこりする映画です。そして、主役の女の子は、歌がすごくうまくて、聞けばその才能を誰もが信じる設定なので、ほんとに素晴らしい歌声でした。この役者さんは、フランスのオーディション番組で歌手デビューした方らしいです。だから、あんなにうまかったんだなと納得しました。主役は中学生設定なのが、また驚きです。その年でこの歌声が出せるとは!やっぱり才能ってあるんだなと思います。このように、楽しいところもいっぱいの作品ですが、もちろん大変だなと思うところも描かれています。きっと、主人公もこれが普通のことでなんとも思ってはないのでしょうが、やはり、家族の中で1人だけ聞こえるから、頼りにされているところはあって、普通の中学生よりわがままとか言えないんじゃないかなと思いました。でも、それが私たち家族と思っていそうだし、彼女がいなくなるのは寂しいし、不便になるところはあるとしても、彼女の夢を応援している家族に感激です。