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1qonumaのレビュー・評価・感想

悪役令嬢の中の人~断罪された転生者のため嘘つきヒロインに復讐いたします~
10

史上最恐系悪役令嬢が最高すぎる。

よくある悪役令嬢ものとは全く違いました。転生前の知識を生かしたほのぼのストーリーでもなく、皇子や公爵との恋愛ものでもありません。悪役令嬢のエミリアに憑依したエミが断罪を避けようとするもヒロイン(転生者)の悪意と魅惑アイテムにより努力むなしく断罪。傷ついたエミに代わりにエミリアの意識が表にでてきます。エミの努力をずっとみてきてエミを何より大切に思っているエミリアは、エミためにエミを断罪したヒロインたちへの復讐をすすめます。エミの話は序盤でさささ~っと描かれるだけで、始まりからすぐにエミリアの話です。ストーリーが無駄にゆっくりすすむこともなく、エミリアは気持ちよいくらい周到にヒロインへの復讐を進めます。途中ものすごく苦労することもなく、さくさくっとすすむのですが、ちゃんとヒヤッとさせてくれるような描き方をしてくれています。ラクに進んでいるというより、エミリアが最強すぎて困難なこともサクッと進んでいるんだな、とちゃんとわかります。
「主人公最強系」漫画です。「最強」なんですが、エミリアの笑顔が主人公と思えないほど悪くて、エミ以外のことには冷徹すぎて「最恐」のほうがぴったりくる感じです(笑)。恐怖を感じるような笑顔を表現できているこの画力も魅力に思います。表紙からして美しいですが、全く表紙詐欺ではありません。キャラクターの光のない鋭い目つきや、白の使い方など、読んでいるとどこか「ハンター×ハンター」を思い起こします。ハンター×ハンターの絵の感じが好きな人は「悪役令嬢の中の人」の絵も好きかもしれません。
主人公以外のキャラもとてもよいです。ヒロインは十分嫌いになれるほど嫌なやつに表現されていますし、出演頻度の高い商店の店主のキャラはちょうどいい脇役キャラ(ハンター×ハンターに出てくる魔獣キリコの人型と似てます)、2巻の最後で顔を出す魔王もとってもかっこいいです。エミリアと関わるキャラはどのキャラもエミリアに良い感情を抱いているように思いますが、当のエミリアはエミのことしか頭にありません。どちらかしか表に出れないエミとエミリア、両方が幸せになる未来はあるのか、楽しみです。

名探偵コナン 探偵たちの鎮魂歌
9

劇場版「名探偵コナン」10周年作品探偵たちの鎮魂歌

10作品目となる記念すべき作品「探偵たちの鎮魂歌(レクイエム)は2006年4月15日に公開された劇場版アニメです。
公開当初から変わらぬ人気を誇る名探偵コナンですが24作品の中でも「神作」と呼ばれているのがこの「探偵たちの鎮魂歌」。
なぜなら10周年に相応しいメレギュラーメンバーが勢揃いした作品なのです。
そのメンバーとは服部平次、怪盗キッド、白馬探、少年探偵団など当時、劇場版では全てのキャラクターは揃わないだろう。という想像を超えたキャスティングでした。
人気キャラクターは1名を1年1年
様々なシーンチェンジではそれぞれのキャラクターが中心となれるようなシーンもあり推しキャラが必ず活躍してくれる映画になっています。
遊園地ミラクルランドの中で人質にされたキャラクターとミラクルランドの外で繰り広げられる謎解きもまた見所の一つです。
そしておすすめのシーンはラストの怪盗キッドの登場シーン。
美味しいところは盗んでいく怪盗キッドらしいシーンはラストシーンにぴったりだと思います。
それぞれが大切な人を守るために謎解きを行い、危機迫るシーンも盛りだくさんでテンポ良く進んでいくストーリーになります。
あまり登場しないレアなキャラクターである白馬探を見られる劇場版であるということもポイントなのではないでしょうか。

二ノ国
5

アニメ映画二ノ国評価してみた

本作品は、ジブリの脚本製作陣が携わっていて期待大とされていました。主役格の3人は、大人気有名俳優2人と女優1人が声優をつとめるなど作品に大きな影響を与えています。しかし、物語はいまいちだという意見が多く見られ、世にはあまり広がりませんでした。ジブリの視点からすると、画が美しく、「猫の恩返し」や、「ハウルの動く城」といった名作中の名作の要素も入っていました。犬やねこといった動物など明らかに人間ではないものが暮らす二ノ国。そして、人間だけが暮らす一ノ国。ある種のパラレルワールドでもあります。基本的な設定は原作ゲームである『二ノ国II レヴァナントキングダム』を中心に歴代のシリーズのものを引き継ぐが、主人公が高校生になる、主人公の暮らす世界が現代日本になるなどキャラクターを一新した完全オリジナルストーリーとなっています。足に障害をもつ車椅子の少年のユウと親友のハル、幼馴染の少女のコトナはいつも通り仲良く過ごしていました。しかしそんなある日、コトナは謎の存在に命を狙われてしまい、ユウが助けに向かうものの何もできずにいました。ハルを抱きかかえるコトナを見て勘違いをしてしまったハルはコトナを抱えて助けを呼ぼうと道路に飛び出してしまう。それを助けようとしたハルであったが、2人に命の危機が訪れたその時、不思議な世界への扉が開くのです。

コードギアス 反逆のルルーシュR2 / Code Geass: Lelouch of the Rebellion R2
10

物語の展開が予測不可能。主人公がかっこいい

主人公のルルーシュが、ブリタニア帝国をどのように攻略していくのか、それが想像していた以上にびっくりしました。
前作は、ZEROとして活動していたので、今作もZEROでいくのかと思いきや、まさかのブリタニア帝国を乗っ取るという展開になる。ギアスをうまく巧みに使い戦いに勝利したり、駆け引きしたり、その堂々としている姿はいつ見てもすごいなと感じます。スザクやc.c.と共に活動し、全世界をルルーシュの敵にしてブリタニアを破壊し、世界平和を目指すなんて考えても実行に移そうなんてできない。そんなところに、この作品の凄みというか面白さがあって好きです。
また、この作品にはいくつもの名言があって、それが本当に胸にくるし考えさせられます。例えば「打っていいのは打たれる覚悟のある奴だけだ」は、現実世界でも言えると思います。悪口をいう人は悪口を言われてもそれに対して反論はできないし、何かを言ったり行動したりするには、必ず責任が伴うということ、それをこの作品のこの主人公から改めて学んだと言っても過言ではないです。ただただかっこいいルルーシュやスザク、可愛いカレンやc.c.と思われる人もいますが学べること、考えさせられること、感動することたくさんありまだ見てない人は見てほしいです。

ONE PIECE / ワンピース
10

この漫画を読まずに一生を終えれない

今や国民的人気漫画となっている「ワンピース」。海賊王を目指す主人公ルフィを中心に、大剣豪を目指すロロノアゾロ、世界地図を作る航海士ナミなど個性豊かな仲間が登場する。
悪魔の実を食べた特殊能力を得た海賊達によるバトルシーンは大迫力。主人公ルフィもゴムゴムの実を食べたゴム人間として、次々に飛び出す能力者達に苦戦しながらも成長していく。ルフィ達の奮闘が見るものを魅了する。新たな能力者が登場する度に、この能力者はどんな技を持つのかという期待感が毎回得られることも、この漫画の楽しみだ。
さらに女性キャラはグラマラスに描かれており、入浴シーン水着シーンなど露出の高い場面も多く、そこを期待する男性ファンも数多くいると思われる。
作中では、登場人物が死ぬというシーンも時折見られ、心を打たれる。
ワンピースは少年達だけにとらわれず、大人のファンが多いことも特徴。元スマップの木村拓哉も熱狂的なワンピースファンとして有名だ。
大人の心を掴んでいる理由としては、様々なシーンで見られる名言が大きな理由としてあげられると思う。
まっすぐな登場人物達が、心に響く言葉を迫力のある絵とともに発する。
その魅力に私たちファンは目が離せなくなっている。