0ty_i_no@0ty_i_no

0ty_i_no
0ty_i_no
@0ty_i_no
4 Articles
2 Reviews
0 Contributions
0 Likes
0ty_i_no

0ty_i_noのレビュー・評価・感想

サウンド・オブ・ミュージック
9

楽しい歌の世界とナチスの現実

昔の懐かしい映画である。私個人としては中学生の頃に最初に見た記憶がある。
その時はハラハラドキドキ、ワクワクしながら見たものであった。
場面は母親を亡くしたたくさんの子供たちと、歌ばかり歌っていて修道女としてはもう一つの存在だった主人公マリアが家庭教師となって赴任することから始まっていく。
さて、妻を亡くしてからか子供たちの父親であるトラップ大佐は冷たく厳しい存在であったようだ。笛で子供たちを命令し整列させるなど、まるで軍隊のような厳しい教育をしており、子供たちは母親を亡くした淋しさとともに、暖かみがなく家庭のぬくもりが感じなかったに違いない。
そうした所へマリアが行ったわけだが、そんな子供たちとマリアが音楽とともに打ち解け合っていき、ワクワクするような楽しい生活が始まっていったのであった。カーテンでこさえたカジュアルな衣服を着て、ピクニックや買い物、ボートに乗ったりと愉快な時が流れていった。
やがて父親のトラップ大佐が返ってくる日に、皆で練習した歌や劇を披露することになる。マリア役のジュリー・アンドリュースの綺麗な歌声と子供たちの楽しい歌声が混じって、見ているこちらまで楽しくて笑顔になりながら鑑賞していたのを思い出す。マリアとトラップ大佐は恋仲となり結婚するが、ナチスの魔の手が伸びる。一家は山を越えて亡命することになるが、その辺もハラハラドキドキさせられた一幕であった。
本当に楽しい物語であった。

リョーマ! The Prince of Tennis 新生劇場版テニスの王子様
9

変な夢を見ているような感覚。でもやっぱり「テニプリっていいな!」

映画のストーリーは、漫画の原作で描かれていない「テニスの王子様」と「新テニスの王子様」の間の3か月を描いている。主人公リョーマは武者修行をしにアメリカに行くのだが、初めから笑いが止まらない展開が次から次に押し寄せてくる。
テニプリでよくある展開だが、まずはギャングに絡まれる。それをリョーマが可憐なテニスの技で切り抜けるのがいつもの流れなのだが、今回はそこで終わらない。
ギャングたちとのラップバトルが始まり、最終的にはタイムスリップまでしてしまう。
タイムスリップ先はリョーマの父、越前南次郎がトッププレイヤーとしてアメリカで活躍していた時代。
リョーマはタイムスリップ先で、南次郎の試合を見られることになる。
後に引退試合となるその試合。
何故父親が引退したのか。
父親を引退させないためにリョーマがマフィアと戦うストーリーになっている。
あらすじだけ辿ると、ハートフルな内容なのだが、ポイントごとに必ず突然のミュージカルが始まる。
リョーマが父親に電話をかけるシーンでは時空が歪んでなぜかライバル校でテニプリのシンボルとも言える跡部様に繋がり、寝起きの跡部様まで拝見できてしまう。
とにかくツッコミどころが満載な映画で90分間置いていかれまくる。
しかしストーリーが終わった頃には何故か号泣。やっぱりテニプリっていいなってなるいつものテニプリの不思議な感覚になって終わる。
テニプリが誇る歌やミュージカルといった、コンテンツをフルに活用した大傑作といえる。