僕と世界の方程式

僕と世界の方程式

『僕と世界の方程式』(原題:X+Y/米題:A Brilliant Young Mind)とは、2014年に製作されたイギリスのヒューマンドラマ映画。監督はモーガン・マシューズ、脚本はジェームズ・グレアムが担当した。
主人公は、自閉症スペクトラムと診断された少年ネイサン・エリス。彼は他人と上手くコミュニケーションを取ることができない。しかしその一方で、数学に関しては人並み外れた才能を持っていた。母親のジュリーは息子の才能を伸ばそうと、数学教師のマーティン・ハンフリーズに個人指導を依頼。この選択が功を奏し、ネイサンは国際数学オリンピックのイギリス代表に選ばれるまでになる。
主人公のネイサンをエイサ・バターフィールドが、数学教師のマーティンをレイフ・スポールが演じた。主人公ネイサンのモデルは、アスペルガー症候群と診断されながらも国際数学オリンピックで銀メダルを獲得したダニエル・ライトウィングである。

僕と世界の方程式のレビュー・評価・感想

僕と世界の方程式
9

愛に公式はない!

最愛の父親父親を事故で亡くした時、ネイサンはその車の助手席にいました。ネイサンは自閉症スペクトラムで人とのコミュニケーションがとても苦手で、母親と手を繋ぐこともできません。話すことも苦手なネイサンは図形や数学が大好きです。
9歳の時、高校の数学の教師をしているマーティンに数学オリンピックの存在を教えられ、指導を受ける事になります。話さないネイサンを辛抱強く育てる母親ジュリーはネイサンの「こだわり」を理解していますが、度々傷つき距離が縮まらない事に寂しさを感じます。
7年後、ネイサンは国際数学オリンピックの選抜試験を受けて通ります。合宿の為に台湾に行き、そこでチャン・メイとペアになります。マーティンは多発性硬化症の症状が悪化し、学校を退職します。ネイサンはギリギリ代表メンバー入りが出来ます。
オリンピック前夜、寝られないというチャン・メイはネイサンのベツドにやって来て、キスをしそのまま同じベッドで寝てしまいます。翌朝、中国代表チームの監督(メイの叔父)に見られて叱られ、メイは棄権し帰宅します。ネイサンは試験が始まってすぐに会場を飛び出し、ジュリーは後を追います。ジュリーはネイサンに、愛とは何かを話します。ネイサンはネットで愛の公式を見つけますが、難解でわかりません。公式はわかりません。ジュリーは必死に愛を伝えます。ネイサンは駅までジュリーと向かいます。事故以来初めて助手席にに座り初めて母親の手を重ねます。エイサ・バターフィールドがとても印象的です。とエイサ・バターフィールドとサリー・ホーキンスがとても良い演技をします。