グッバイ・クリストファー・ロビン

グッバイ・クリストファー・ロビンのレビュー・評価・感想

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グッバイ・クリストファー・ロビン
8

もう一人のクリストファーロビン

プーと大人になった僕を鑑賞後、こちらがオススメに出てきたので、こんな映画もあったのか!と思い鑑賞した。これは日本では公開されなかったという事実も知ってびっくり(プーさん人気に陰りが出るから?羽○弓弦とファンが困るから?…とかいろいろいらんことまで考えてしまった)。内容を観てもさらに衝撃だった。プーさんの裏にあんな事実があったなんて!という感じ。
戦争の傷を負った主人公が、息子のクリストファーロビンと田舎の生活を通して発見したことから生まれたプーさん。あの和み系のキャラの中にいろいろなものを孕んでいるんだという、なんとも言えない気持ちになってしまう。また、クリストファーロビン自身の本当の人生も描かれている。作品の主人公として登場させられ、子供心にいろいろな葛藤を抱え、青年になると、なんと父と同じ戦争へ行ってしまう。そして冒頭のシーンへとつながっていくので、え?死んじゃったの?って思ったけれど、帰ってきてホッとしました。
「プーと大人になった僕」の前に観なくて良かった、と思う。これはまあ、日本で公開しなかったのはやっぱりいろんな事情ありそうですね。夢が崩れちゃうし。でも、プーさんはいつだってファンの心の中で生き続けて励みになっていることには変わりないからいいのかな。