その「おこだわり」、俺にもくれよ!!

その「おこだわり」、俺にもくれよ!!のレビュー・評価・感想

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その「おこだわり」、俺にもくれよ!!
7

こだわりがあるってすてき

清野とおるさんが、おこだわりのある人に会って話を聞く漫画です。
そのこだわりが結構深くてびっくりしました。
アルフォートの男とかもいました。私もアルフォートは好きなお菓子なので、うれしかったです。
私もそれほどなくて何かにこだわるわけではないですが、好きな食べ方とかはあります。
そういうのを集めたらおもしろいかもという発想がいいなと思いました。
それに作者の清野さんは歯に衣着せぬ物言いの人で、それでいてユーモアたっぷりなので、この企画にぴったりの人だと思いました。
読んでいて、いやいやこの人おかしいと思えば、作者がきちんと突っ込んでくれます。そこが心地よかったです。
おこだわりを見て、わあー真似しようとまではなりませんでしたが、まあ機会があったらやってみようかなくらいには思えました。
私が好きな話は、コンソメパンチの男です。
私もポテチのコンソメパンチは好きでしたが、彼のこだわりはすごかったです。
私はwパンチの存在は知っていたけど、その味を研究しようとか思ったこともありませんでしたし、トリプルとかがあるなんて知りませんでした。
みんな、結構些細なことだけど、そこにこだわると世界が変わるのかもと思い、興味深い漫画でした。

その「おこだわり」、俺にもくれよ!!
10

こだわり人はあなたかも?

清野とおるさんはいつだって面白い。ギャグ漫画の様な作られた笑いではなく、ありのままに存在している普通の人の日常を描いて笑えるから救いがある。ノンフィクションが面白い訳ですから、世の中捨てたもんじゃ無いなぁと気付かされます。
今回おススメする、そのおこだわり俺にもくれよ。という漫画はあるものにこだわったこだわり人にスポットを当てて話が進んでいきます。そのこだわりも巷に溢れるインスタ映えスポットだとか、美味しいレストランとか、そういうのではないんです。日常に溢れる例えば「ツナ缶」だったり、「さけるチーズ」だったり、「グラコロ」だったり、庶民に馴染みのある生活感が感じられるものなんです。そんなものに愛着をもって、それがあるだけで幸せだというおこだわり人は日常にある小さな幸せを見つける達人でもあると思うんです。私達は小さな幸せを見過ごしがちなんです。辛い世の中だからこそそういう気づき、自分だけが知っている小さな幸せが必要なんだと、このギャグ漫画を読んで関心しました。皆さんもこの漫画を読んで幸せになるヒントをおすそ分けしてもらい今みで気がつかなかったものに愛着を持って暮らしていけば幸せになれるかもしれません。