幸せのちから / The Pursuit of Happyness

幸せのちから / The Pursuit of Happyness

『幸せのちから』とは、クリス・ガードナーがホームレスから自力で証券会社の社員になり、会社を設立した逆転人生の実話を描いた映画である。2006年にアメリカで公開され、興行収入は日本円で27億円、ドルで3億を超えた。製作会社、配給会社は共にコロンビア映画である。主演のウィル・スミスが、息子のジェイデン・スミスと親子出演したことでも話題になった。息子を幸せにするため、社員になるまでの辛い研修期間を乗り越える父親の姿に感動するヒューマン映画である。

幸せのちから / The Pursuit of Happynessのレビュー・評価・感想

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幸せのちから / The Pursuit of Happyness
10

感動しました。

・あらすじ
舞台はアメリカ、サンフランシスコ。ホームレスもいればオフィスに向かう人々もいる格差社会。
主人公クリスは医療機器を販売する個人営業マン。
軌道には乗らず家賃や保育費、なかなか生計の立てられない日々を送る。
そんなクリスに愛想を尽かし妻には逃げられ一人息子とホームレス生活に転落する。
そんな過酷な状況でも最愛の息子を守るため一か八かの勝負に出る。
ホームレスからアメリカンドリームを実現させた「クリス・ガードナー」の実話をもとにした感動作です。

・感想
妻に逃げられ、モームレスまで転落し毎日寝る場所を確保するにも大変な日々なのに、最愛の息子を守る父親の姿に感動しました。
大変な状況にもかかわらず、息子に心配や不安を与えぬよう遊びを交えて毎日をなんとか生き延びる。
そして息子も父にしっかりついていき楽しい毎日を過ごし2人の親子愛溢れる姿に感動しました。
特に、駅の公衆トイレで眠るシーンでは楽しく過ごすため父親が遊びを提供し過酷な状況にも関わらず楽しく過ごす息子の姿に感動。
そして、父の心中の苦しさがしみじみと伝わり感動と共に切なさや胸の痛みを感じました。
このストーリーが実話だと知り、さらに感動し毎日できることを懸命に取り組んでいこうと、強く思いました。
おすすめの作品です。

幸せのちから / The Pursuit of Happyness
10

幸せのちから

ウィルスミス主演とのことで鑑賞してみようと思ったが、はるかに想像を超えてきた。初めは見るのを何度もやめようかと思うくらい鑑賞すること自体がきつかった。こんなにも心が重くなる映画は初めてだった。どん底から這い上がる物語であるが、それをよりリアルにするのが、息子と二人三脚であると言うこと。息子のためになんとしてもお金を稼ぐ必要がある中、一生懸命にもがくが、うまくいかずにホームレスの経験を強いる映像はアメリカという国のとてもシビアな様子が克明に記されている。また、その様子は、知識があるのにも関わらず、行動にうつさずただ淡々と生きている私のような人間は、この先同じような状況に陥る可能性が非常に高いように不安に苛まれる。私自身とても不安に苛まれて、見る事が非常に辛かった。将来の自分を見ているようだった。しかし、主人公のもがきが周りを巻き込んでチャンスを自分のものにするとき、今までの重たい心が一気に軽くなった事が印象的な映画である。生きていくとは何か。生きるために必要なこととは何か。なんでもできる人間が、なんにもしない放棄した生き方という、とてももったいない時間の使い方をしている人に是非見て頂きたい。

幸せのちから / The Pursuit of Happyness
10

親子愛をテーマにした感動映画

ウィル・スミス主演、親子愛をテーマにした実話に基づいた映画です。
ビジネスが上手くいかず妻と不仲になり、自分から離れていきます。幼い息子と一緒に懸命に力強く生きていく感動のストーリーです。

家賃が払えなくなり家を追い出されるまでに経済的に追い込まれた主人公は、幼い子供を連れてその日寝る為に教会の列に並びます。やっと自分たちの番が来たのに、教会からは「泊まれるのは女性と子供のみ」と言われ断られてしまいます。子供と決して離れない、必ず一緒にいる、という信念を貫き、公衆便所で子供を抱きかかえて寝泊まりすることも。
食べるものにも困り、友人に貸したお金は返ってこず、お財布の中身は5ドル。それでも、子供には「あきらめない。努力は報われる。」ことを教え続けます。高収入が約束された職を求めて、採用試験を受けます。試用期間6か月は無給という過酷な条件の中、空腹に耐え、寝る間を惜しんで試験勉強に励みます。そして、ついに念願の採用試験に合格します。嬉しさを一番先に子供に伝える為に、託児所へ向かいます。子供を抱き上げ、仕事で評価された喜びと、その状況から脱出できることの嬉しさが溢れます。
スミス親子共演の泣ける必見映画です。