【あさきゆめみし】いろんな人が描く「源氏物語」がカオスすぎて最高!【源君物語】
『源氏物語』は、日本人なら必ず知っておくべき古典文学の超名作です。そうはいっても平安時代に書かれた作品ですから、古文ではとても読めないのが正直なところ。そんな方のために(?)、現代の漫画家たちが『源氏物語』を題材にした作品をたくさん描いてくれています!BLあり、男女逆転あり、超絶エロあり、もうなんでもあり!現代に蘇った様々な『源氏物語』、ぜひあなたも読んでみてください。
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『源君物語』(みなもとくんものがたり)とは、集英社の『週刊ヤングジャンプ』にて2011年42号から2019年40号まで連載された稲葉みのりによる青年漫画。単行本は全16巻。『源氏物語』を元にしたラブコメ漫画となっており、主人公が叔母の指導で「現代の光源氏」を目指すというストーリー。ヒロインたちのエロスを「カメラアングルを駆使した技法」で描写しているのが特徴となっている。
タイトルの通り、えっちなシーンが満載な男性向けの漫画だと思います。
主人公の優しい男性が、次々と色んな女性に手を出していくので、アダルトな漫画がお好きな方には堪らないと思います。
この漫画の面白いところは、著者が女性だということです。女性が描いているため、全体的に少女漫画のようなイラストになっています。特に女性の登場人物は、まさに少女漫画のヒロインのような感じです。
そのため1番盛り上がるシーンも、男性が作ったいきなり始まるというわけではなく、そこまでのストーリーもかなりしっかりしているため、読み応えのあるものになっていると思います。女性が好きそうな雰囲気作りの部分もかなり考えながら作られていると思うので、じわじわ盛り上がっていく感じが読んでいて楽しいです。
またこの手のシーンは、なんだか汚い感じになってしまっている作品も中にはありますが、その部分も非常に綺麗に描かれています。シーンにもじっくり時間を使いながらストーリーが進んでいくので、ドキドキが長く続くと思います。
女性が描くこういった漫画は他ではなかなかないので、男性向けの漫画ではありますが、とても綺麗に仕上がっていて不快な思いをするようなことはないと思いますので、女性にもしっかりおすすめできます。
源君物語。字面から想像出来る方もいるかと思いますが、日本文学不朽の名作『源氏物語』から着想を得て描かれた作品となっています。
主人公『源光海』は女性に間違われることも多々ある内向的な大学生。過去のトラウマから女性にたいしてコンプレックスをもっており、生まれてから女性経験はなし。そんな彼のもとに現れたのは絶世の美貌を誇る叔母。この叔母は源氏物語を研究しており、その過程で主人公に現代の光源氏を再現させようと....。
まぁそんな小難しい説明はさておき、ようはカワイイ女の子を14人落とすべし!というお話です。
源氏物語に登場人物たちになぞらえた現代の色とりどりな女性。ちょっとキツめの性格な年上セクシー女性。お姉さんぶってはいるが未経験なカワイイ従妹。他にも一見地味だが巨乳のおっとり美女や、箱入り娘など。もう男性のつぼを心得たような多種多様な女性陣が登場します。
絵柄も可愛らしく、ヤングジャンプで連載されているということで、少年誌よりも大胆に、かといってエロばかりという訳でもなくしっかりストーリー性もあり。むしろ、そこに至るまでがしっかり描かれているので下手なエロ本よりドキドキすこと間違いなし。おすすめの一冊です。