源君物語

源君物語

『源君物語』(みなもとくんものがたり)とは、集英社の『週刊ヤングジャンプ』にて2011年42号から2019年40号まで連載された稲葉みのりによる青年漫画。単行本は全16巻。『源氏物語』を元にしたラブコメ漫画となっており、主人公が叔母の指導で「現代の光源氏」を目指すというストーリー。ヒロインたちのエロスを「カメラアングルを駆使した技法」で描写しているのが特徴となっている。

Shirouのレビュー・評価・感想

源君物語
8

現代に蘇る光源氏!

源君物語。字面から想像出来る方もいるかと思いますが、日本文学不朽の名作『源氏物語』から着想を得て描かれた作品となっています。
主人公『源光海』は女性に間違われることも多々ある内向的な大学生。過去のトラウマから女性にたいしてコンプレックスをもっており、生まれてから女性経験はなし。そんな彼のもとに現れたのは絶世の美貌を誇る叔母。この叔母は源氏物語を研究しており、その過程で主人公に現代の光源氏を再現させようと....。
まぁそんな小難しい説明はさておき、ようはカワイイ女の子を14人落とすべし!というお話です。
源氏物語に登場人物たちになぞらえた現代の色とりどりな女性。ちょっとキツめの性格な年上セクシー女性。お姉さんぶってはいるが未経験なカワイイ従妹。他にも一見地味だが巨乳のおっとり美女や、箱入り娘など。もう男性のつぼを心得たような多種多様な女性陣が登場します。
絵柄も可愛らしく、ヤングジャンプで連載されているということで、少年誌よりも大胆に、かといってエロばかりという訳でもなくしっかりストーリー性もあり。むしろ、そこに至るまでがしっかり描かれているので下手なエロ本よりドキドキすこと間違いなし。おすすめの一冊です。