連合艦隊

連合艦隊

『連合艦隊』(れんごうかんたい)とは、1981年に公開された日本の特撮戦争映画。監督は松林宗恵、特技監督は中野昭慶、脚本を須崎勝弥が担当した。
物語は、日米開戦前年の日独伊三国軍事同盟の締結から始まる。そこから、戦艦大和が数々の戦場を経験し、坊ノ岬沖海空戦で壮絶な最期を遂げるまでが描かれた。太平洋戦争をダイジェストながら編年史として描いた初めての作品だ。
戦争の中で生きた人々の悲しみと苦悩、怒りや愛などが詰め込まれている。出演キャストは小林桂樹、高橋幸治、金子信雄などである。

連合艦隊のレビュー・評価・感想

連合艦隊
9

「我が海軍は永遠に不滅なり」

確か「8.15」シリーズの1本として撮られた映画で、1981年の作品ですね。俳優の「中井貴一」さんのデビュー作としても有名でございますね。映画の始まりは、「小林桂樹」(故)が演じる「連合艦隊司令長官 山本五十六」らが「日独伊三国同盟」の場面から始まり、日米関係がこじれ始め、いよいよ昭和16年12月8日「ニイタカヤマノボレ」の暗号電文を皮切りに、南雲機動部隊の旗艦「赤城」以下の5隻の空母からハワイに向けて攻撃隊が発進してアメリカとの無謀な戦争へと突入してしまい、ミッドウェー海戦(空母「赤城」「加賀」「蒼龍」「飛龍」の主力空母を喪失)、ガダルカナル島撤退、山本五十六の死、レイテ沖海戦、天一号作戦にて戦艦「大和」沈没までを、「丹波哲郎」(故)「鶴田浩二」(故)「三橋達也」(故)「古手川裕子」「高橋幸次」等豪華キャスティングで贈るこの映画はとても素晴らしい映画ですね。キャスティングだけでもお腹いっぱいですし、ベテラン俳優陣も「流石!」の演技力えす。そして、太平洋戦争の流れがよく分からない方でも、映画の作風が「パノラマ」的に描かれている作品なので、すぐに理解できると思います。これほど分かりやすい映画はないでしょう。主題歌を歌う「谷村新司」の「群青」も涙を誘います。是非一度DVDを購入して見てみてください。