キング・オブ・エジプト

キング・オブ・エジプト

『キング・オブ・エジプト』(原題:Gods of Egypt)とは、2016年2月に公開されたアメリカの冒険アクション映画。監督はアレックス・プロヤスが務めた。出演者はブレントン・スウェイツ、ニコライ・コスター=ワルドーなどである。舞台となるのは、神と人間が共存し、オシリス王に統治されていた古代エジプト。しかし、オシリスの弟セトの謀殺によって玉座は奪われ、民はセトに苦しめられていた。オシリスの息子であるホルスは、エジプトの王に君臨するために必要なアイテム「神の眼」を盗み出すため、盗賊の青年ベックと手を組んで冒険に出る。神話の神々が勢揃いして戦いを繰り広げる様子が話題となった。

キング・オブ・エジプトのレビュー・評価・感想

キング・オブ・エジプト
5

アクション・ファンタジー・アドベンチャー映画感想

2016年に公開されたタイトル通りエジプトを舞台にしたファンタジー映画で、神と人間が共存するエジプトで、兄王を殺した破壊の神・セトの暴虐に民が苦しめられる状況の中、セトに父と王座、そして両目を奪われたホルス神は恋人の命を救おうとするコソ泥の青年ベックと組み、エジプトを奪還する困難な冒険に出かけるというものです。
人間と神々が共存している〜という世界観ですが、人間の主要人物はベックとその恋人ザヤの2人くらい(あとセトに使える悪人くらいか?)で登場人物の大半が神々にあたるという(!)設定ですが、その為あまり神という印象ないのが本作で気になるところかもしれません。
とはいえ、本作に登場する神は普段は人間と同じ姿だが、普通の人間よりも背が少し高い、戦闘時に獣(というにはメタリックでアメコミヒーローとそのヴィランのような感じの姿ですが)に変身できる、血の代わりに黄金が流れているという違いが描かれていますが、どちらかと言えば神々をモチーフとしたアメコミヒーローものみたいな印象になっている感は否めません。
ストーリー的にはよくあるファンタジー映画といった感じで、アクションシーン等はそれなりに見ごたえはあるものの突き抜けた面白さというのはあまり感じられなかった気がします。

キング・オブ・エジプト
8

神と人がともに運命を切り開く

私がオススメするのは「キング・オブ・エジプト」という洋画です。
ある日なんとなく映画が見たくなってアマゾンプライムの無料映画一覧を眺めていたところ、たまたまオススメ一覧に出てきたのがきっかけで見て見た映画です。
最初は「どんなB級映画かな?まあ、とりあえず時間つぶしに見るか」というくらいの気持ちだったのですが、見始めると夢中になっていきました。
面白かった点は、「古代エジプトでは神と人が同じ時代に生きていた」という設定です。
神と人が関わることで運命を変えていく様子が描かれており、とても新鮮でした。
また、神と人とを見分ける方法が「体の特徴と血の色」というところも面白かったです。
神は人に比べてとても大柄で、体に流れている血は金でできています。
同じように見えて違う神と人がそれぞれの力をもって良いほうへ進んでいく、その様子がとても面白い映画でした。
神でもどうにもできないことがあるのですが、そこを人が切り開いていくことで物語が進んでいくので、
神と人の共存ってこういうことなのかな?という気持ちにもなります。
最終的には神も人も、愛する相手と幸せになってくれるというハッピーエンドなところも、すっきりした気持ちで映画を見終わることができてとても良いです!