アクション・ファンタジー・アドベンチャー映画感想
2016年に公開されたタイトル通りエジプトを舞台にしたファンタジー映画で、神と人間が共存するエジプトで、兄王を殺した破壊の神・セトの暴虐に民が苦しめられる状況の中、セトに父と王座、そして両目を奪われたホルス神は恋人の命を救おうとするコソ泥の青年ベックと組み、エジプトを奪還する困難な冒険に出かけるというものです。
人間と神々が共存している〜という世界観ですが、人間の主要人物はベックとその恋人ザヤの2人くらい(あとセトに使える悪人くらいか?)で登場人物の大半が神々にあたるという(!)設定ですが、その為あまり神という印象ないのが本作で気になるところかもしれません。
とはいえ、本作に登場する神は普段は人間と同じ姿だが、普通の人間よりも背が少し高い、戦闘時に獣(というにはメタリックでアメコミヒーローとそのヴィランのような感じの姿ですが)に変身できる、血の代わりに黄金が流れているという違いが描かれていますが、どちらかと言えば神々をモチーフとしたアメコミヒーローものみたいな印象になっている感は否めません。
ストーリー的にはよくあるファンタジー映画といった感じで、アクションシーン等はそれなりに見ごたえはあるものの突き抜けた面白さというのはあまり感じられなかった気がします。