Shall we ダンス? / Shall We Dance? (1996 film)

Shall we ダンス? / Shall We Dance? (1996 film)

『Shall we ダンス?』とは、周防正行監督・脚本による1996年製作の日本映画。社交ダンス教室を舞台としたハートフルコメディ。日本アカデミー賞独占をはじめとして数々の映画賞に輝き、海外においても19ヵ国で公開され高い評価を得た。平凡な中年サラリーマンの男性が、電車のホームから見かけた社交ダンス教室の美女に魅せられダンスを習い始め、ダンスをきっかけに見失っていた自分自身や生きる情熱を取り戻していく姿を描く。

Shall we ダンス? / Shall We Dance? (1996 film)のレビュー・評価・感想

Shall we ダンス? / Shall We Dance? (1996 film)
8

踊りたくなる。

今となっては、日本人もクラブとかあるし、社交ダンスも結構普及してきた気がしますが、公開当時は、ほんと日本の男性が踊りたいですって、社交ダンスを習いに行くのってハードルが高かったと思います。役所広司さんは見た目もいい具合におっさんで、なんかそういうことしなさそうで、でもいい人っぽくて、応援したくなる人です。それがすごくよかったです。彼が電車から見て、あ、あれはいいかもみたいなふうに思ったのって、電車通勤とかしていたらよくあることで、私も和菓子屋とか、車窓から見て、いろいろ妄想したりしました。そこから、実際に習いに行くのがすごいし、そこにいる人たちもいろんな人がいておもしろかったです。最初は、ちょっとした興味というか、ダンスの先生へのあこがれみたいなことで始めたことなのに、そのうちダンスそのものにハマるというところがよかったです。うんうん、そういうことあるよねと思ったし、社交ダンスしてみたいとも思いました。やはり、ヒロインの草刈民代さんのダンスの美しさがすばらしかったです。すごく説得力が増しました。その後、アメリカでもリメイクされていますし、ストーリーの面白さは折り紙つきです。ぜひ、見てほしい映画です。