スピード

スピードのレビュー・評価・感想

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スピード
8

スピード感たっぷり

バスの速度が80キロを切ると爆発するというパニック映画です。爆弾処理の刑事はキアヌ・リーブスが、ヒロインはサンドラ・ブロックがしています。2人とも若い頃でとてもかっこいいです。サンドラ・ブロックは、なんか可愛らしい人とかおしとやかな人とかではなく、どちらかというと大雑把な感じで男勝りだし、ちょっと…と思われる人なのに、とても可愛らしく素敵だなと思ってしまいます。キアヌはすごい男で、味方の足を撃ったり、爆弾のついたバスから飛び降りたりワイルドすぎます。今ではなんかお笑いみたいになってるキアヌですが、本作ではかっこいいです。髪型もベリーショートで素敵です。スピードの名に恥じず、最初から最後までスピード感のある映画でした。バスはどこでも走られるから、止まらずにとか、大きな駐車場とかに行けば可能かなと思えますが、そこはいろいろなハプニングが起きて、何度もドキドキできます。主役の恋模様も描かれてはいますが、メインはちゃんとスピードが落ちないかどうかに当てられていますし、あまり邪魔にならない程度に描かれていて、イヤミじゃありません。最後、二人がキスするところとかはなかなかロマンティックで憧れます。何度も見たくなる作品です。

スピード
7

タイトルなし

1994年に公開されたアクション映画で、主人公のSWAT隊員が爆弾魔の犯行を防ぐために奮闘する姿を描く手に汗握るアクション大作です。
「スピード」と言うタイトルからも感じられるように展開もハイスピードですが、爆弾魔によって一定のスピード以内に走り続けないと爆発する爆弾を仕掛けられた事により、止まることなく走り続けなければならなくなったバスも表していて、バスの乗客たちを救出するくだりも本作の手に汗握る展開の見どころとなています(2では豪華客船が止まらなくなり、2作ながらもこのシリーズの最大のウリに…!)。
本作はダイハード以降低迷が続いていたアクション映画にも大きな反響をもたらし、日本含め世界でも大大的なヒットを記録し、アクション映画業界を活気づけた事に関しても評価される一作で、監督のヤン・デ・ボン氏や主演のキアヌ・リーブス氏の名を広める出世作にもなりました。
クライマックスでも止まらなくなった地下鉄からの脱出と言う展開になっていますが、バスからの脱出がメイン(それとお腹一杯)だったので多少トーンダウンした印象もありました。
ラストでキアヌ演じる主人公ジャックとヒロイン・アニーが窮地を乗り越え結ばれたような感じになりましたが、次回作ではキアヌは出演はなかったので別れたことになった設定になり、この辺「オトナの事情」を感じさせてしまう形に(苦笑)。