女向けと侮るなかれ
もう何回も観ているのに、ふとした時に観返したくなる…そんな映画が誰にでもあると思います。
私にとってのそんな作品がこの『ブリジット・ジョーンズの日記』です。
32歳独身の冴えない女性ブリジットは、新年にあたりある決意をする。
一つ目、日記をつける。二つ目、ダイエットと禁酒・禁煙。三つ目、素敵な恋人を見つけること…。
このあらすじだけ聞いたら、女性向けのありがちなラブストーリーだと感じるでしょう。
もちろん恋愛が主軸の物語なので女性にはおすすめですが、皮肉なユーモアやお下劣なギャグも多く、
男性にも楽しめる要素がたくさんあります。
何といっても主人公のブリジットを演じるレニー・ゼルウィガーの上手さには引き込まれます。
体重を10キロ近く増やして熱演した、ぽっちゃりでドジでちょっと下品なブリジットのリアルな冴えなさは、映画ということを忘れて本気でイライラするほどです。
ストーリーが進んでいくうちに、いつの間にかブリジットを応援している自分に気付きます。
脇を固める俳優陣もコリン・ファースやヒュー・グラントなどベテランの実力者揃い。
笑えて、最後には素直に良かったねと思えるラブコメディ。
特に年末年始の家でのリラックスタイムに気軽に観るのがおすすめです。