I'll / アイル

I'll / アイル

『I'll』(アイル)とは、浅田弘幸によるバスケットボール漫画。集英社の『月刊少年ジャンプ』にて、1995年から2004まで連載された。単行本は全14巻。ギャグ要素や「バスケット以外のストーリー」が比較的多い作品。天性の跳躍力を持つ主人公・立花茜と、バスケ一家で育ったエリートの柊仁成がバスケットボールに引き込まれていく様子を描いている。

I'll / アイルのレビュー・評価・感想

I'll / アイル
8

バスケ漫画というより人間関係が主

高校生のバスケ漫画になります。
ただ、しっかりとした試合は最後の方しかしておりません。(笑)
バスケを通しての人間関係やそれぞれの成長を描いています。
主人公だけでなく周りのキャラクターにもそれぞれスポットがあたり感情移入ができる漫画になっています。
サラブレットの息子として周りから特別な目でみられている「柊」、
部活というしがらみが嫌になり中学でバスケを終わりにしようとしていた「立花」
序中学時代周りの人と合わなくバスケの才能があるが楽しめていない2人の主人公だったが、中学の試合でお互いのことが気になり高校でたまたまチームメイトとなり周りの人にも支えられバスケが楽しめるようになっていきます。
2人が楽しめるようになっていき、お互い上を目指していくがお互いがどう思っているかが、わからず気持ちのすれ違いがあるなど色々な問題が起こってきます、、、
そういった人間模様をバスケを通して描いています。
ただ、人間関係の成長を描くのがメインになっているので序盤はバスケ漫画とは思わない方が楽しめます。(笑)
試合内容よりは人と人との関わりの大切さを描いていくといった内容になっています。
最後の終わり方も含めI'llらしいと思える漫画で友情の大切さ、他の人の思いを引き継ぐ大切さなどを考えさせられます。

I'll / アイル
8

自分の信念を貫く!熱い青春を思い出すバスケ漫画!

自分勝手なワンマンプレイヤー【立花茜】と、周りに合わせる事が苦手な【柊仁成】。
中学時代まともにチームプレイができなかった2人は、神奈川県にある国府津高校で運命きな出会いをします。
1年生の初めての試合、2人は物凄いプレイの連続で周りの観客を沸かせます。
まるで何年も前からコンビを組んでいたかのようなコンビプレイをみせたのです。
そんな2人に触発されて、周りのプレイヤーも素晴らしいプレイをみせます。
そこから国府津高校バスケ部が全国レベルのバスケチームになるまでの物語が始まります。

登場人物はそれぞれ個性が豊かで、自ら自称ビックマムヒゲダンディーと言うチョビヒゲが特徴の東本彰彦。
1年生の時に試合で膝に大怪我をしてしまい休部をしているバスケ部キャプテンの山崎義生。
チーム1の努力家、キャプテン代理の金本浩二。
そのほかにも様々なキャラクターが登場するのですが、それぞれにストーリーがありそれが鮮明に描かれています。
出会い、別れ、後悔、成長、葛藤、感動、たくさんの感動があり自分の中の熱い気持ちが込み上げてきます。

何か1つの事に夢中になって努力している方、絶対に達成したい目標がある方におすすめです。
バスケットという1つのワードでは納まらない、とてもテーマの幅が広い作品です。