HUGっと!プリキュア / はぐプリ / Hug! Pretty Cure / Hugtto! PreCure

HUGっと!プリキュア / はぐプリ / Hug! Pretty Cure / Hugtto! PreCure

『HUGっと!プリキュア』(はぐっと プリキュア)とは、全ての未来を消し去ろうとする悪しき組織と戦う伝説の戦士プリキュアの活躍を描いたアニメ作品。『プリキュア』シリーズの第15作目で、略称は「はぐプリ」。キャッチコピーは「なんでもできる!なんでもなれる! 輝く未来を抱きしめて!」。
中学生の野乃はなは、ある日不思議な赤ん坊としゃべるハムスターに出会う。悪漢に狙われている彼女たちを守ろうとしたはなは運命に導かれてプリキュアに変身する力を獲得し、同じ力を得た仲間と共に壮大な戦いに巻き込まれていく。

HUGっと!プリキュア / はぐプリ / Hug! Pretty Cure / Hugtto! PreCureのレビュー・評価・感想

HUGっと!プリキュア / はぐプリ / Hug! Pretty Cure / Hugtto! PreCure
1

劇薬的にあらゆる要素を盛り込んだシリーズ15作目の記念作品

2018年2月から2019年1月にかけて放送されたプリキュアシリーズ第15作で、未来から来た赤ん坊はぐたんを守りながら悪の組織クライアス社と戦うプリキュアの姿を描いています。
本作はプリキュア15周年アニバーサリーと銘打って(厳密にいえば15「作」記念ですが)様々な要素が内包された作品になっており、プリキュア自体「子供を守るママ」というポジションで、子育てやジェンダーフリーなどストーリー中に大大的に扱ったのが強烈な印象を残しました。一方でこれらの要素は本作が賛否両論要素の元になったのも事実で、個人的にもこれらの要素はバズり目当て感が感じられ、あまりいい印象がありませんでした。ジェンダーフリーに関しても、明らかに本筋と関係な男キャラをプリキュア以上に出張らせ、挙句の果てに史上初男プリキュアに変身させ、大きな話題にはなったものの本作の印象を悪くし、脚本家の自己投影感しか感じませんでした。
一方で15作記念と銘打ち、映画の宣伝もかねて本編でオールスターズ共演を描いたのも大きな印象に残りました(半面映画のオールスターズの方が共演要素が薄まった印象を感じましたが)。
シリーズ中いわば劇薬のような存在になり、後のシリーズに悪い意味で影響を与えてしまっているのも本作がシリーズ中あまりいい印象を持てなくなった要因だと思います。

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8

優しくて、温かなアニメです。

テレビ放送してから15周年を迎えたプリキュアシリーズ「HUGっとプリキュア」は、とても優しくて温かなアニメです。
プリキュアの女の子たちの友情を描いたシーンが、とても優しくて温かくて、すごく感動します。
辛い時、悩んでいる時、いろんな壁を乗り越える時、いつも誰かがそばにいて、仲間と一緒に乗り越えて、たくさんの笑顔のシーンをを見ることが出来ると、すごく元気な気持ちになれます。
プリキュアの女の子たちが、いろんなお仕事を体験するシーンもあり、いろんなお仕事があるんだなぁと知ることが出来て、とても良いなぁっと思いました。
そして、このアニメの大好きなところは、辛い思いをしていた敵のキャラクターたちが、プリキュアたちに思いを受け止めてもらって、新しい一歩を踏み出せるようになるところです。
大好きなお話は、今まで戦ってきた敵のキャラクターたちが、キラキラした表情で、プリキュアの女の子と再会するシーンで、すごく感動しました。
皆が笑顔で、また会えたシーンを見ていると、すごく嬉しくて、心が温かくなって、優しい気持ちになれました。
優しい思いがいっぱい詰まった、見ると心が温まる、とっても素敵で、おすすめな作品です。

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8

「プリキュアがママになる!?」

「プリキュアがママになる!?」というキャッチフレーズが衝撃的ですが、これまでのフレッシュ、ドキドキ、魔法つかいといった作品でもあった、所謂「疑似家族」なので大きなお友達も安心して観れるかもしれません(笑)。
作中でも扱われている「未来を守る」というテーマはメイン視聴者の子供たちにとっても重要なテーマだと思い、序盤ながら受け入れられれば幸いです。
また、前作プリキュアアラモードでは意図的に廃していた肉弾戦が本作において復活し、戦闘シーンは毎回緊迫感溢れる迫力の描写がなされており、アクションシーンが好きな方にもハマれると思います。
面白いのは、敵組織が企業の形をとっており、悪役の為、どうしても描写が「ブラック企業」を思わせる形となっていて、大人の視聴者は我が身をつまむ思いに駆られているという現象が起きているという事です(それらの要素も大人の視聴者を魅了する要素の一つかもしれませんが)。
キャラクターデザインは過去作では5及びスマイルを担当した川村敏江氏が担当していて、川村氏特有の可愛らしいデザインが放送前から話題になっており、絵柄的にも親しみやすいシリーズとなっています。
数々の謎を含んだ展開や、シリーズ15作を記念した展開等、見逃せません。